子どもの成長に伴い、オムツからの卒業や自分の意思でトイレに行き、用を足せるようにすることがトイレトレーニングの目的です。
トレーニングの開始時期は子どもの成長具合も関係するものの、大体が2、3歳のときにトレーニングを開始するとされています。
トイレトレーニングを始める目安として、年齢以外にも以下のようなものがあります。
1. 補助などなしで歩くことができる
2. おしっこの間隔が2時間以上あくようになる
3. 言葉や身振り手振りで自分の意思を伝えることができる
上記の条件を満たすころには、膀胱におしっこを溜められるようになると言われています。
ただし、個人差があるとされているため、様子をよく観察しタイミングを計るようにしましょう。
1歳半から開始する子どももいるようですが、それも個人差なので気にすることはありません。
ただし、2歳半から3歳までの間にはトイレトレーニングを開始する必要があるとされています。
その理由の一つとして、トレーニングの開始が遅くなるとオムツをはずすことへの不安を抱くようになるためだと言われており、これがトレーニングの妨げとなることが懸念されるためです。
トイレトレーニングを開始するなら春・夏・秋・冬のいつがいいのか悩みどころです。
調べによれば、トレーニングの開始季節に関しては特に推奨もないため、子どもの成長具合にあわせていつ始めてもよいとされています。
季節と体の発達には相関がなく、子どもがおしっこを我慢できる状態であればいつ開始しても問題ありません。
夏は気温による冷えがないためおしっこの回数が減ります。薄着なのでトイレでの脱ぎ着や、失敗しても着替えがしやすく洗濯物も乾きやいすいのでお母さんの負担が減ります。
こうした理由から、暖かくなり始める春から夏の間にトレーニングを開始するお母さんが多いそうです。
また、お漏らししてしまっても子どもが体を冷やすこともないため、このあたりも夏がトレーニングに選ばれる大きな理由と言えるでしょう。
トイレのタイミングや我慢の仕方、トイレットペーパーの使い方や手の洗い方などを一つずつゆっくりと、トレーニングを通じて覚えられるようサポートしてあげましょう。
以上がトイレトレーニング開始に関する一例です。あくまで子どもによって個人差があることを忘れないようにしましょう
一番大事なのは子どもとお母さんのペースです。
お母さんがイライラしたり焦ったりすると、その気持ちが子どもにも伝わりトイレを苦に感じるようになってしまいます。するとトレーニングに失敗し、オムツ外れに時間がかかってしまう場合もあります。周囲の反応に惑わされず、子どものペースを尊重しながら気長に取り組むことが大事です。
「子どもが成長すれば自然と外れるものだ」と考えるようにし、気を張らず楽な気持ちで臨むようにしましょう。