トイレに関する豆知識
トイレリフォーム
No.57
トイレリフォームで失敗しないために知っておきたい注意点

トイレリフォームで失敗しないために知っておきたい注意点
トイレが古くなった、使い勝手が悪くなった、もっと快適なトイレにしたい――。
そんなときに検討するのがトイレリフォームです。
せっかくリフォームするなら、デザインや機能にもこだわって、理想のトイレにしたいと思う方も多いでしょう。
しかし、リフォームが完成してから「思っていたより使いにくい」「掃除が大変になった」「もっとこうしておけばよかった」と後悔するケースもあります。
トイレは毎日何度も使う場所だからこそ、見た目だけでなく、使いやすさ・掃除のしやすさ・安全性まで考えて計画することが大切です。
今回は、トイレリフォームで起こりやすい失敗例と、後悔しないために確認しておきたいポイントをご紹介します。
トイレリフォームでよくある失敗とは?
トイレリフォームでは、完成した直後には気づかず、実際に使い始めてから不便さに気づくことがあります。
ここでは代表的な例を見ていきましょう。
床材のデザインを優先して選んだら掃除が大変になった
トイレの床は、尿の飛び散りや水はねなどによって汚れやすい場所です。
そのため、リフォームで床材を選ぶときには、デザインだけでなく、水まわりに適した素材か、汚れを落としやすいかという点も確認しましょう。
例えば、木目調の床にしたい場合でも、実際の木材だけでなく、水まわりに適した床材にはさまざまなデザインがあります。
「おしゃれだから」という理由だけで決めるのではなく、
- 水や汚れに強いか
- 掃除しやすいか
- 汚れが目立ちにくいか
- トイレに適した床材か
などを確認しておくと安心です。
トイレは毎日掃除する場所だからこそ、見た目とメンテナンス性のバランスを考えて選びましょう。
手洗いとタオル掛けの位置が離れてしまった
手洗い付きのトイレや、トイレ内に手洗器を設置する場合には、タオル掛けの位置も一緒に考える必要があります。
手を洗ったあとにタオルまで距離があると、タオルへ手を伸ばすまでに床や壁へ水滴が落ちてしまうことがあります。
リフォームでは、便器や手洗器だけを先に決めるのではなく、
「手を洗う → タオルで拭く」
という実際の動作をイメージして、タオル掛けの位置を決めることが大切です。
家族の身長や使い方も考えながら、無理なく手が届く場所に設置しましょう。
大きな窓を設置したらプライバシーが気になった
明るく開放的なトイレにしたいと考え、大きな窓を設置するケースもあります。
しかし、トイレの窓は採光や換気だけでなく、プライバシーや防犯についても考える必要があります。
特に1階のトイレでは、道路や隣家から室内が見えないか、夜に照明をつけたときに人影が外から見えないかなどを確認しておきましょう。
窓を設置する場合は、窓の大きさだけでなく、
- 外から室内が見えないか
- 夜間の視線対策はできているか
- 防犯面に問題はないか
- カーテンやブラインドなどを設置できるか
- 換気方法として適しているか
などを検討することが大切です。
「大きな窓にする」ことだけを目的にせず、住宅の立地や周辺環境に合わせて考えましょう。
大きな便器を選んだらトイレが狭くなった
「ゆったり座れる大きな便器にしたい」と考える方もいるでしょう。
しかし、便器そのものが大きくなると、トイレ室内に残るスペースが狭くなる場合があります。
トイレでは、便器に座るだけでなく、
- 出入りする
- 立ち座りする
- 掃除する
- 手を洗う
- 収納を使う
- 必要に応じて介助する
など、さまざまな動作を行います。
そのため、便器を設置できるかどうかだけではなく、設置した後に十分な動作スペースが残るかを確認することが重要です。
リフォーム前には、現在のトイレの幅・奥行きなどを測り、交換予定の便器を設置した場合にどの程度のスペースが残るのか確認しておきましょう。
限られたスペースの場合は、コンパクトな便器やタンクレストイレなどを選択肢として検討する方法もあります。
収納を考えずにリフォームしてしまった
トイレリフォームでは、便器や壁紙、床材などに目が向きやすい一方、収納については後回しになってしまうことがあります。
しかし、トイレットペーパーや掃除用品など、トイレには意外と収納したいものがたくさんあります。
収納場所が足りないと、床に物を置いたり、トイレの外まで掃除用品を取りに行ったりすることになり、使い勝手が悪くなる可能性があります。
リフォームの段階で、
- トイレットペーパー
- 掃除用品
- タオル
- 衛生用品
- その他の日用品
などをどこに収納するのか考えておきましょう。
収納を設ける場合も、扉や棚がトイレの使用や掃除の邪魔にならないか確認することが大切です。
トイレリフォームで後悔しないために確認したいこと
ここまで紹介した失敗例からも分かるように、トイレリフォームでは「見た目」だけでなく、実際の使い方を想像することが重要です。
リフォームを計画するときは、次のような点を確認してみましょう。
① トイレの広さに合った設備を選ぶ
便器や手洗器、収納などを設置すると、トイレ内のスペースはその分狭くなります。
商品を選ぶときは、デザインや機能だけでなく、現在のトイレに無理なく設置できるかを確認しましょう。
② 掃除のしやすさを考える
トイレは汚れやすい場所なので、掃除のしやすさは非常に重要です。
便器の周囲や床、壁などに手が届きやすいか、掃除道具を収納する場所があるかなど、実際に掃除するときの動作をイメージしてみましょう。
③ 手洗い・タオル・収納の位置をまとめて考える
手洗器だけ、タオル掛けだけというように個別に考えるのではなく、実際に使用する一連の動作を考えて配置することが大切です。
④ コンセントや設備の位置を確認する
温水洗浄便座などを使用する場合は、電源が必要になります。
コンセントの位置や数、設備との干渉なども、リフォーム前に確認しておきましょう。
⑤ 将来の使いやすさも考える
今は問題なく使えていても、将来的に家族の身体状況が変わる可能性があります。
例えば、手すりを設置できるスペースがあるか、出入口は使いやすいか、介助が必要になったときに十分なスペースを確保できるかなども考えておくと安心です。
「おしゃれ」だけで決めないことがトイレリフォーム成功のポイント
トイレリフォームでは、最新の便器やおしゃれな壁紙、こだわりの床材など、さまざまな選択肢があります。
もちろんデザインも大切ですが、トイレは毎日使う場所です。
だからこそ、
「見た目が気に入っているか」だけでなく、「毎日使いやすいか」「掃除しやすいか」「安全に使えるか」
という視点も忘れないようにしましょう。
また、家族構成や年齢によっても、使いやすいトイレは変わります。
現在の不満だけを解消するのではなく、将来的な使い方まで考えてリフォームすることで、長く快適に使えるトイレに近づけることができます。
トイレリフォームを検討する際は、希望する設備やデザインだけでなく、現在のトイレの広さや配管、電源、収納なども含めて専門業者に相談してみましょう。
日本水道センターでは、トイレの交換からリフォームまでご相談いただけます。
関連記事
- トイレをリフォームするのに必要な幅って?トイレの広さ・出入口の寸法を解説
- トイレの収納を見直そう!収納付きトイレ・システムトイレの選び方
- 介護に備えるトイレリフォーム|手すり・洋式化・バリアフリーのポイント
- トイレ交換・リフォームの工期はどのくらい?工事期間と注意点を解説
トイレのお役立ちコラム
- 札幌式トイレとは?在宅介護で知っておきたい特徴とトイレリフォームのポイント
- リフォームでタンクレストイレにする?メリット・デメリットを解説
- トイレトレーニングに最適なトイレとは?子どもが使いやすい選び方と環境づくり
- トイレをリフォームするのに必要な幅って?トイレの広さ・出入口の寸法を解説
- トイレのリフォーム工事中、トイレはどうする?使えない時間と対処法
- トイレ交換とトイレ修理はどっちがお得?判断のポイントを解説
- お得な最新型トイレとは?節水・節電・掃除のしやすさを解説
- トイレの仕組みを図解で解説|便器・タンク・水が流れる構造と部品の役割
- 最新型の節水型トイレはどのくらいお得?
- トイレにエアコンは設置できる?冷房・暑さ対策を解説
- トイレの便器・便座を交換するメリットは?節水・掃除・快適性を解説
- トイレの色で印象が変わる!便器・便ふたのカラーの選び方
- トイレに手洗い器を後付けするには?種類・設置場所・水栓の選び方と注意点
- 温水洗浄便座の掃除・メンテナンス方法|取り外すときの注意点も解説
- 温水洗浄便座は取り付けできる?設置前に確認したいポイント
- 温水洗浄便座は自分で交換できる?交換方法と注意点を解説
- 和式・洋式トイレのリフォーム方法の違い|費用・工事内容を解説
- くみ取り式トイレから洋式トイレへ!リフォームするメリットと注意点
- 介護に備えるトイレリフォーム|手すり・洋式化・バリアフリーのポイント
- トイレの壁紙・床材を貼り替えよう!ニオイや汚れ対策にもおすすめ
- トイレの壁排水とは?床排水との違いと交換時の確認ポイント
- トイレの部品名称一覧|タンク・ボールタップ・フロートバルブなどを解説
- 温水洗浄便座の正しい使い方|水勢・洗浄時間・便利な機能を解説
- 温水洗浄便座の水はきれい?タンクの水との違いや清潔に使うポイント
- トイレで流してはいけないものは?詰まりを防ぐために知っておきたい注意点
- 洗浄レバーのがたつきの対処法
- トイレから「ボコボコ」「ゴボゴボ」と音がする原因は?異音がするときの対処法
- 尿石とは?原因・落とし方・予防方法を解説|トイレの頑固な黄ばみ・臭い対策
- 冬のトイレで注意したい事故とは?ヒートショックや凍結の予防策
- 温水洗浄便座でもエコはできる!トイレの節電・節水のポイント
- トイレの知られざる歴史 海外と日本
- 介護保険でトイレをリフォームできる?対象工事と補助制度を解説
- トイレの収納を見直そう!収納付きトイレ・システムトイレの選び方
- TOTOのトイレの特徴とは?代表的な商品と機能を紹介
- LIXIL(INAX)のトイレの特徴とは?人気商品と機能を紹介
- トイレの耐用年数は何年?交換時期の目安と工事の流れを解説
- トイレ交換・リフォームの工期はどのくらい?工事期間と注意点を解説
- トイレの窓はどこに付ける?リフォームで考えたい位置・大きさ・防犯対策
- Panasonicアラウーノの特徴とは?お掃除しやすいトイレの機能を紹介
- 来客前に慌てないトイレ掃除!簡単に清潔を保つコツと注意点
- トイレ掃除の負担を減らす方法!便利グッズと掃除しやすいトイレへのリフォーム
- ユニットバスのリフォームとトイレ交換|3点式ユニットバスの分離方法も解説
- 古い便器・便座の処分方法は?トイレ交換後の捨て方を解説
- トイレリフォームは不動産売却価格に影響する?売却前に確認したいポイント
- リフォームでトイレに革命!企業ビルのトイレリフォームと減価償却
- 世界のトイレ事情|日本とは違う海外のトイレ文化と使い方
- トイレの呼び方・別名一覧|お手洗い・厠・雪隠・WC・海外の名称を解説
- 引っ越し前にはトイレも確認!内見でチェックしたいポイント
- 夫婦喧嘩の原因はトイレ?男性も座って用を足すべきと言われる理由
- 日本のトイレはなぜ人気?海外でも注目される日本製トイレの魅力
- 女性のトイレはなぜ長い?行列ができる理由と男女のトイレ事情を解説
- トイレの頑固な汚れを落とす掃除方法!尿石・黒ずみ・水垢の対処法
- トイレの風水で運気アップ!掃除・色・植物など手軽にできる方法
- トイレのマナー4選|次に使う人が不快にならないための注意点
- 節水だけじゃない!災害に備えて考えたいトイレ交換と防災対策
- トイレタンクの水漏れ原因と対処法|自分でできる確認方法を解説
- せっかくのトイレリフォーム!失敗を避けるためにできること
- トイレの「大」と「小」の水量はどれくらい?正しい使い分けと節水方法
- 温水洗浄便座のリモコンが動かない原因と対処法|トイレ交換の目安も解説
- 夏のトイレの臭い対策 暑い時期に気になる臭いの原因と掃除・換気のポイント
- 子どものトイレトレーニングは夏がおすすめ? 始める目安と夏のメリット
- トイレが暑い!熱中症を防ぐ対策と涼しくする方法を解説
- トイレはどこに作る?家を建てる・リフォーム時に考えたいポイント
- 夏の省エネ・節水にエコトイレ
- トイレの嫌な臭いの原因は?床・壁・掃除ブラシの悪臭対策
- 海外旅行で「トイレを借りたい」は英語で何と言う? 覚えておきたい便利なフレーズ
- トイレ掃除で運気アップ?金運・健康運・良い運を呼び込む習慣
- 冬のトイレで手洗い後に乾燥対策!手荒れを防ぐ保湿のポイント
- タンクレストイレに交換したら手洗いはどうする?設置方法と注意点
- トイレで水漏れが起きた時にやってはいけないこと ~集合住宅編~
- トイレに窓は必要?窓なしでも大丈夫?メリット・デメリットを解説
- トイレにスリッパは必要?置く・置かないメリットと衛生面を解説
- 腰痛の方にやさしいトイレとは?負担を減らす設備とリフォームのポイント
- トイレの芳香剤の代わりになるもの7選|消臭効果が期待できる身近なアイテム
- 冬の公衆トイレが寒いときの対処法は?冷たい便座への備えも紹介
- トイレに行けば病気がわかる?尿や排尿の変化から気づきたい体のサイン
- 寒くなるとトイレに行きたくなるのは何故か
- 犬にも公衆トイレがある?スペインで登場した「犬専用トイレ」の仕組みと現在
- トイレの大掃除で忘れがちな場所5選!尿石や床の汚れを落とす方法
トイレトラブルの対処法


































