トイレに関する豆知識
介護・子育て
No.61
子どものトイレトレーニングは夏がおすすめ?
始める目安と夏のメリット

子どもの成長にともない、「そろそろオムツを卒業したほうがいいかな?」と考えるご家庭も多いのではないでしょうか。
トイレトレーニングとは、子どもがトイレで排泄する習慣を身につけ、少しずつオムツからの卒業を目指していく取り組みです。
一般的には2~3歳頃に始めるケースが多いといわれていますが、始める時期には個人差があります。年齢だけで判断せず、子どもの成長や準備が整ってきたサインを見ながら進めることが大切です。
では、トイレトレーニングを始めるなら、どの季節が適しているのでしょうか。
今回は、トイレトレーニングを始める目安と、特に夏に取り組みやすい理由について紹介します。
トイレトレーニングを始める目安
トイレトレーニングは、年齢だけを目安にする必要はありません。
子どもの成長には個人差があるため、次のような様子が見られるようになったら、トイレトレーニングを始めるタイミングの一つと考えられます。
一人で歩けるようになった
トイレまで自分で歩いて行き、便座に座るためには、ある程度の身体的な発達が必要です。
一人で安定して歩けるようになっていることは、トイレトレーニングを始める一つの目安になります。
おしっこの間隔が少しずつ長くなってきた
オムツを確認したとき、しばらく濡れていない時間が増えてきたら、排尿の間隔が長くなってきたサインかもしれません。
ただし、「必ず2時間以上あかなければならない」といった決まりがあるわけではありません。子どもの排尿間隔を普段から観察してみましょう。
おしっこやうんちをしたことを伝えられる
「おしっこ」「うんち」などの言葉や、身振り手振りで排泄したことを伝えられるようになることも、トイレトレーニングを始める目安の一つです。
「出た」「出そう」など、自分の感覚を少しずつ伝えられるようになってきたら、トイレに誘ってみてもよいでしょう。
トイレに興味を持つようになった
家族がトイレに行くとついてきたり、便器に座ってみたがったりするなど、トイレに興味を示すことがあります。
こうした興味や「自分もやってみたい」という気持ちは、トイレトレーニングを始めるきっかけになります。
トイレトレーニングは何歳から始める?
トイレトレーニングを始める年齢に、決まった正解はありません。
2歳頃から始める子もいれば、3歳以降に始める子もいます。また、始めてからオムツを卒業するまでの期間にも大きな個人差があります。
「周りの子はもうオムツが外れている」と焦る必要はありません。
子どもがトイレに興味を持っているか、排泄をある程度伝えられるかなどを確認しながら、無理のないタイミングで始めましょう。
トイレトレーニングは夏がおすすめ?
トイレトレーニングは、夏でなければできないというものではありません。
子どもの成長や家庭の状況に合わせて、春・夏・秋・冬のどの季節から始めても大丈夫です。
そのうえで、夏はトイレトレーニングを進めやすい環境が整いやすいというメリットがあります。
夏は薄着なので着替えがしやすい
トイレトレーニング中は、トイレに間に合わず下着や衣類を汚してしまうことがあります。
夏は薄着で過ごすことが多いため、ズボンや下着の脱ぎ着がしやすく、子ども自身がトイレに行く練習もしやすくなります。
失敗したときも、着替えを比較的スムーズに行えるでしょう。
洗濯物が乾きやすい
トイレトレーニング中は、洗濯物が増えがちです。
下着やズボン、場合によっては布団やシーツなどを洗うこともあるため、洗濯物が乾きやすい夏は、保護者にとっても負担を感じにくい季節といえます。
「失敗しても洗えば大丈夫」と考えられることで、保護者も余裕を持ってトレーニングに取り組みやすくなります。
お漏らしをしても体が冷えにくい
夏は気温が高いため、衣類を濡らしてしまっても冬ほど体が冷えにくいというメリットがあります。
ただし、冷房の効いた室内では体が冷えることもあります。お漏らしをしたときは、濡れた衣類をそのままにせず、できるだけ早く着替えさせてあげましょう。
トイレの練習をしやすい
夏は薄着で過ごすことが多いため、トイレに行きたいときに衣類を脱ぎやすく、子どもが自分でトイレに行く練習にも取り組みやすい時期です。
「トイレに行ってみようか」と声をかけながら、少しずつトイレで排泄する習慣を身につけていきましょう。
トイレトレーニングは焦らず少しずつ
トイレトレーニングでは、最初から上手にできるとは限りません。
トイレに座ることを嫌がったり、トイレに間に合わずお漏らしをしたりすることもあります。
そんなときは、「どうしてできないの?」と叱るのではなく、「次はトイレでしてみようね」と声をかけてあげましょう。
まずはトイレに座ってみる、トイレに行きたいときに伝えてみるなど、小さな目標から始めることも大切です。
トイレに行くタイミングを決めてみる
起床後や食事の後、外出前など、生活の中でトイレに行くタイミングをある程度決めておくと、トイレに行く習慣を身につけやすくなります。
ただし、嫌がるときは無理に誘う必要はありません。
子どもの様子を見ながら、負担にならない範囲でトイレに誘ってみましょう。
トイレでできたら褒める
トイレでおしっこやうんちができたときは、「できたね」「上手にできたね」と褒めてあげましょう。
排泄そのものだけでなく、「トイレに行ってみた」「便座に座れた」といった行動も認めてあげると、子どもの自信につながります。
失敗しても叱らない
トイレトレーニング中のお漏らしは珍しいことではありません。
失敗を叱られると、子どもがトイレに行くことを嫌がったり、排泄に不安を感じたりすることがあります。
「まだ練習中だから大丈夫」と考え、できたことを少しずつ褒めながら進めていきましょう。
トイレトレーニングでは生活習慣も身につけよう
トイレトレーニングは、排泄をトイレでできるようにするだけではありません。
トイレに行く、衣類を脱ぐ、便座に座る、トイレットペーパーを使う、衣類を整える、手を洗うなど、トイレに関する一連の動作を少しずつ覚えていく機会でもあります。
最初からすべてを一人でできる必要はありません。
子どもの成長に合わせて、できることから少しずつ任せてあげましょう。
夏はトイレトレーニングを始めるきっかけに
トイレトレーニングは、必ず夏に始めなければならないわけではありません。
子どもの成長や気持ち、家庭の状況に合わせて、無理のないタイミングで始めることが大切です。
その中でも夏は、薄着で着替えがしやすい、洗濯物が乾きやすい、お漏らしをしても体が冷えにくいなど、トイレトレーニングに取り組みやすい環境が整いやすい季節です。
トイレトレーニングは、すぐにオムツを外すことを目標にするのではなく、子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら進めていきましょう。
周囲の子どもと比べて焦る必要はありません。
保護者も子どもも無理をせず、それぞれのペースで少しずつトイレの習慣を身につけていくことが大切です。
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