和式トイレと洋式トイレでは、排泄物を流すための
流水の構造と便座の有無が大きな違いになっています。基本的には、トイレの水を流すためのタンク部分や排水設備、給水設備には違いはないですが、流れるときの構造上の違いがあります。
こうした和式・洋式トイレリフォームは、和式と洋式の交換や、それぞれのトイレでの装置の交換のように、その事情によって行う工事が変わってきます。
トイレリフォームは、トイレの構造から変えなければいけないことが多いので、基本的な工事は業者に任せて、便座の種類やトイレリフォーム後のトイレのイメージなどは自分自身で決めておくとスムーズに作業が進みます。
家の中の他の部分よりも、水に関わる工事が多くなるのでお金が高くかかることもありますが、節水できるものに交換するのであれば長い目で見て節約になります。
また、リフォームに最適な時期としては10~20年で部品の劣化が目立ち始めるので、その点を目途にすると良いでしょう。
和式トイレリフォームではトイレで用をたすときの足場などが一段高くなっていることが多いので
そうした段差などの構造から検討する必要もあります。
特に少し大きめの便器に変える場合には、長さが台に収まらないこともあるので、事前に寸法の確認が
必要です。
洋式とは異なり、温かい便座やウォッシュレットが必要ないので、和式トイレは洋式トイレよりもトイレリフォームが簡単にできる場合が多いです。水が流れる場所が完全にトイレの下になっていて、工事をする時にはそれだけ工程が多くかかるため、時間的に余裕を保つ必要があります。
水漏れをした際でも洋式トイレよりも排水がしやすい事が多く、工事がスムーズに進められるといった
メリットや便器の種類が選びやすいというメリットもあり、施設によっては最適なトイレと言えるでしょう。
最近では高齢化社会になり、腰をかがめないと使用出来ない和式よりも洋式トイレへの交換がすすんできています。
洋式トイレは、和式よりも座って時間をかけて用をたす場合が多いので、便座の劣化が多くあり、和式よりもコストが多くかかります。トイレリフォームで多いのは、ウォッシュレットや暖められる便座の設置でかなりの工夫が求められます。コストをあまり掛けたくない場合には向いていないですが、利用する人にとっては快適な空間となるので、使いやすさと値段をよく検討して便座や便器を選ぶ必要があります。
水を貯めるタンクが壁の中に備えられるものもあるので、コストはかかっても、広くてきれいで
掃除がしやすく使いやすいトイレになります。また、においが便座のフタで抑えられたり、女性に
喜ばれることが多いので、店舗や施設のトイレなどではとても最適です。
洋式トイレリフォームでは、その環境やデザインから検討すると魅力的なものが作れるようになります。