水回りの豆知識

8. トイレの便器構造・水が流れる仕組みとは?

複雑に思えるトイレの仕組みを知ってきましょう

トイレの仕組みを知っていることによって、いざというときに水が漏れている原因や、水が止まっている原因などを自分で突き止められるようになります。
トイレは、大きく分けると洋式と和式があります。ただ、多くのご家庭にあるのは洋式トイレですので、ここでは洋式トイレのご説明をしていきたいと思います。

水たまり

トイレの仕組みを知っていることによって、いざというときに水が漏れている原因や、水が止まっている原因などを自分で突き止められるようになります。
トイレは、大きく分けると洋式と和式があります。ただ、多くのご家庭にあるのは洋式トイレですので、ここでは洋式トイレのご説明をしていきたいと思います。

排水路

排水路とは、トイレ内の通路のことです。
汚物や洗浄水がそこから排出されていきます。
このトンネルの直径が大きいほど、トイレの大きな悩みである「トイレの詰まり」はなくなりますが、直径が大きくなればなるほど一定の水量で流す水圧は低くなるので、やたらに大きくすることはできません。 トイレに流せるものの量や大きさに限度があるのは、排水路の直径に限度があるからなのです。

タンク

タンクに関しては、いくつかの種類があります。もっともポピュラーなものとして、「手洗付タンク」があげられるでしょう。手洗付タンクの中を覗いてみましょう。中には、いくつかの部品がみえるはずです。

ボールタップ

ボールタップとは、トイレのタンクの中にあるあの「浮玉」です。
この玉が下がれば給水し、玉が上がれば水を止めるという仕組みになっています。
水が流れる仕組みとしては、「大小」と書いてあるあのレバーをまわすと、そこにつながっている鎖がゴムフロートを引っ張りあげて、タンクの水が排水口から流れ出すという形になっています。浮玉が下がるとともにゴムフロートが閉まることで、ピストンバルブがひらいて給水が始まる、という仕組みです。
ちなみに、水が出ない場合などは、この浮玉がタンクに引っかかっていることが原因になっていることがあります。支持棒のボールタップ側の小さいナットをゆるめて、浮玉をはずすことでこれが解消されますので、焦らずに対処しましょう。
なお、フロートバルブそのものが劣化すると、水が漏れてしまいますので注意が必要です。

オーバーフロー管

またこのボールタップが故障した場合、タンクの外へ水があふれるのを防止するために、「オーバーフロー管」というものがあります。タンク内部で漏水が生じた時は、水はこの管を流れトイレの外に溢れる事なく便器に水を逃がすことができます。

フロートバルブ

タンクの外へ水が溢れ出した場合には、タンク内の水を便器に流したり、止めたりするのは「フロートバルブ」です。「レバーハンドル」とつながれた鎖がついています。
なお、フロートバルブそのものが劣化すると、水が漏れてしまいますので注意が必要です。

止水栓

「止水栓」は水道を一時的に止める栓で、 修理前に水を止めたり、水の勢いを調整する役割を持っています。止水栓は、汚れやゴミが溜まりやすい場所でもあります。
この部品に故障が見られた場合、まずは丁寧に汚れを落としてみましょう。これによってタンクの給水やウォシュレットが出ないなどの問題が解決することもあります。
※なお、手洗いがついていないタンクでも基本的に構造は同じです。
また、タンクの種類として、ふたを持ち上げるだけで外れるものと、外れないものがあります。
外れない場合は、手洗金具とボールタップが接続されているものです。 この場合、まずふたを起こし、管に接続している部分のナットを反時計回りに回すと外れますので、ここから、同様の仕組みを覗きみることができます。

このように、ある程度仕組みがわかりますと、いざというときに焦らず、対処法もわかるというもの。
トイレの悩みが出てきたときには、仕組みを理解した上で、上記の部品にそれぞれ不備がないかを確認していきましょう。


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