おはようございます。管理事務の穂積です。
本日のニュースです。
【科学】
「花の寿命を調節する遺伝子を発見」
茨城県つくば市の花き研究所などの研究グループは、花の寿命を調節する遺伝子を発見したと発表しました。研究グループでは、花を長く咲かせる技術の開発につなげたいとしています。
花の寿命を調節する遺伝子を発見したのは、つくば市にある独立行政法人「農研機構花き研究所」と鹿児島大学の研究グループです。研究グループでは、朝咲いた花が夕方にはしおれてしまうほど花の寿命が短い朝顔に注目し、花が咲いてからしおれるまでに遺伝子の働きがどう変わるか調べました。
その結果、花がしおれるときに「EPH1」と呼ばれる遺伝子の働きが活発になることが分かったということです。さらに、遺伝子組み換え技術を使って「EPH1」の働きを抑えたところ、花の寿命が平均13時間から24時間と2倍近く延びたことから、この遺伝子が花の老化を促していることが分かったということです。
研究グループでは、この遺伝子が朝顔だけでなく、花全般の寿命を調節しているとみて、今後、この遺伝子の働きを抑えて花を長く咲かせる薬剤などの開発につなげたいとしています。花き研究所の渋谷健市主任研究員は「花の寿命を延ばすことができれば、生花を扱う業者にとってもメリットが大きいと思う」と話しています。
【文化】
「世界遺産登録1週間 記念スタンプラリー」
群馬県の富岡製糸場が世界遺産に登録されてから1週間を迎え、製糸場や周辺の観光地などを巡るスタンプラリーが始まりました。
このスタンプラリーは、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録されたことをきっかけに、周辺の魅力ある観光地などにも足を運んでもらおうと、群馬県や富岡市など周辺の7つの自治体が企画しました。スタンプは、製糸場をはじめ、世界遺産に登録された3つの史跡のほか、周辺の観光施設や道の駅など合わせて20か所に設置されています。
このうち8か所を巡り、専用の用紙にスタンプを押して応募すると、抽選で群馬県内の温泉旅館の宿泊券や商品券などが当たるということです。2日は富岡製糸場で、県の職員が観光客に応募用紙を配って参加を呼びかけ、訪れた人たちはさっそくスタンプを押していました。
埼玉県上尾市から訪れたという60代の女性は「周辺を観光したら新しい発見があるかもしれないので、時間を見つけてスタンプを集めてみたい」と話していました。富岡製糸場の世界遺産登録を記念したスタンプラリーは、12月26日まで行われています。
【話題】
「五輪へ、東京駅前を一新…17年夏完成」
JR東日本は2日、東京駅・丸の内側の駅前広場と、地下エリアの大規模整備に着手すると発表しました。
2020年開催の東京五輪・パラリンピックに合わせ、皇居に通じる「首都の顔」にふさわしい装いに改めるとの事です。完成は17年夏の予定です。
整備が行われるのは、12年に保存・復元工事が完了した同駅丸の内駅舎の前面部分。広場を横切っている都道を迂回うかいさせ、約6500平方メートルの歩行者空間「都市の広場(仮称)」と、その南北に二つの「交通広場」を設けるとの事です
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「都市の広場」には白を基調とした御影石を敷き詰め、皇居前広場への通り道となる行幸通りに向かってケヤキを植樹。芝生のほか、夏場には薄く水を張って路面の温度上昇を抑える空間も設ける。交通広場は路線バスやタクシーなどの乗り場になる。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。