おはようございます。管理事務担当の穂積です。
本日のニュースです。
【ビジネス】
「「一円硬貨」製造4年ぶり再開」
ことし4月の消費税率の引き上げで「一円硬貨」の利用の拡大が見込まれることから、広島市にある造幣局広島支局は、流通向けの「一円硬貨」の製造を4年ぶりに3日から再開しました。
「一円硬貨」と「五円硬貨」は電子マネーの普及などで需要が減ったことから、市中に流通させる新たな硬貨の製造が停止されていました。
しかし、ことし4月の消費税率の引き上げで1円単位の値上げが増えるなどして利用の拡大が見込まれるため、広島市佐伯区の造幣局広島支局で3日から「一円硬貨」製造が再開されました。 工場の職員は、機械が順調に動いていることを確認しながら「一円硬貨」を次々と製造し、硬貨に傷がないかなどを慎重に調べていました。
造幣局広島支局が、収集家などに販売する貨幣セットを除き、流通向けの「一円硬貨」を製造するのは平成21年度以来、4年ぶりで、今年度中におよそ2500万枚を製造する予定です。 造幣局広島支局の神波俊治総務課長は、「品質のよい硬貨を提供できるよう職員一同努力していきたい」と話していました。
来年度は、造幣局全体で「一円硬貨」が1億6000万枚、「五円硬貨」が1億枚製造される見通しです。
【風物詩】
「節分 成田山新勝寺で豆まき」
節分の3日、千葉県成田市の成田山新勝寺で、恒例の豆まきが行われました。
成田山新勝寺の豆まきは五穀豊じょうを願って江戸時代から始まったとされていて、本尊の不動明王の情けで鬼も改心してしまうという言い伝えから、「鬼は外」は言わずに「福は内」だけを言います。
ことしは大相撲初場所で、二場所ぶり28回目の優勝を果たした横綱・白鵬と、史上最速の入門から3場所で幕の内まで昇進した遠藤、それにNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演の岡田准一さんらが参加しました。
参加者は大本堂の前の舞台に上がって一斉に豆をまき、境内に集まった大勢の人が1年の福をつかみ取ろうと、先を争って豆を手にしていました。茨城県から来た26歳の男性は、「何とか豆をつかみ取ることができました。ことしも1年、元気で過ごせそうです」と話していました。成田山新勝寺には3日、およそ4万人が訪れ、大豆と落花生、合わせて1200キロ余りがまかれます。
【科学】
「地球の深部にも水が存在か 愛媛大が解明」
地球の中心核に近い地下2900キロのマントルの最深部にも水が存在する可能性があることを、愛媛大学の研究グループが実験を元に初めて解明し、地球の成り立ちを探るうえで貴重な研究成果として注目されています。
鉱物に閉じ込められた地表の水は、プレート運動によって、硬い岩盤で形成されているマントルの中を地下深くに運ばれていますが、深くなればなるほど高圧・高温で鉱物が分解されて水分が蒸発してしまうため、一定の深さを超えると水は存在しないと考えられてきました。
愛媛大学の研究グループは、特殊な装置を使って「蛇紋石」と呼ばれる水を含む代表的な鉱物を、深さ1400キロの場所に当たる50万気圧、1000度という、超高圧高温の状態にすることに世界で初めて成功しました。
その結果、この状態では鉱物は分解せず、新しい構造に変化し、さらに水が保たれたままであることが分かったということです。
研究グループは、鉱物が周りにあるアルミニウムを取り込むことで強固になり、理論上、地下2900キロのマントルの最深部の130万気圧でも分解しない強さになっているとして、水が鉱物に閉じ込められた形で、地球の中心核に近いマントルの最深部まで広く分布している可能性があるとしています。
愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センターの入舩徹男センター長は、「地球の内部にどれだけ水があるのかなど、地球の成り立ちや構造を知る新たな材料だ」と話しています。
この研究成果は日本時間の3日、イギリスの科学雑誌「ネイチャージオサイエンス」の電子版に発表されました。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。