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No.2

井戸のポンプの仕組みと構造・原理ってどうなっているの?

井戸ポンプを見たことはあっても、「どうやって地下の水を地上まで汲み上げているの?」と疑問に思ったことはありませんか?

井戸ポンプには、昔ながらのハンドルを上下させて水を汲み上げる「手押しポンプ」や、電気を使って自動的に水を汲み上げる「電動井戸ポンプ」などがあります。

仕組みはそれぞれ異なりますが、どちらも井戸の中にある水をポンプの力で地上へ汲み上げるという役割を持っています。

今回は、井戸ポンプの基本的な仕組みや構造、どのような原理で水を汲み上げているのかを分かりやすくご紹介します。

昔、住宅地や公園などでよく見かけた、ハンドルを上下に動かして水を汲み上げるタイプのポンプを「手押しポンプ」といいます。

手押しポンプは、ハンドルを動かすことでポンプ内部のピストンが上下し、その動きによって井戸水を汲み上げます。

手押しポンプの内部には、ピストンや弁(バルブ)などの部品があります。

ハンドルを上下に動かすと、ポンプ内部のピストンも上下します。

このとき、ポンプ内部の圧力が変化することで水が上方向へ移動し、最終的に吐水口から水が出てくる仕組みです。

簡単にいうと、

ハンドルを動かす

ピストンが動く

ポンプ内部の圧力が変化する

井戸水がポンプ内へ引き上げられる

吐水口から水が出る

という流れです。

「ポンプで水を吸い上げる」と表現することが多いですが、実際には、ポンプ内部の圧力を下げることで、大気圧によって水が押し上げられる力を利用しています。

手押しポンプは、一見するとシンプルな構造に見えますが、水を汲み上げるためのいくつかの部品で構成されています。

主な部品には、次のようなものがあります。

人が上下に動かす部分です。
ハンドルを動かすことで、ポンプ内部のピストンを上下させます。

ポンプ内部を上下する部品です。
ピストンが動くことでポンプ内部の圧力が変化し、井戸水を汲み上げるための力が生まれます。

水の流れる方向をコントロールする部品です。
水が逆方向へ戻ってしまわないようにすることで、井戸水を少しずつ上へ移動させます。

井戸の中まで伸びている管です。
井戸水をポンプ本体まで導く役割をしています。
このように、ハンドル・ピストン・弁・吸水管などが連動することで、手押しポンプは井戸水を汲み上げています。

現在では、手押しポンプだけでなく、電気を使って水を汲み上げる「電動井戸ポンプ」も多く利用されています。

電動井戸ポンプは、モーターを動力として井戸水を汲み上げるため、手でハンドルを動かす必要がありません。

蛇口を開けるなどして水を使用すると、ポンプが自動的に作動し、必要な水を供給してくれるタイプもあります。

そのため、住宅で井戸水を利用する場合や、庭の散水、農業などで継続的に水を使う場合にも適しています。

電動井戸ポンプにはさまざまな種類がありますが、一般的には次のような部品で構成されています。

ポンプを動かすための動力源です。電気エネルギーを利用してポンプを動かし、井戸水を汲み上げます。

モーターの力を利用して、井戸水を吸い上げたり送り出したりする部分です。
ポンプの種類によって構造や方式が異なります。

ポンプによって汲み上げた水を一時的に保持し、給水時の圧力を安定させる役割を持っています。

水を使用した際の圧力変化を検知し、ポンプの運転・停止を制御する部品です。
これらの部品が連動することで、蛇口を開けると自動的にポンプが作動し、水を使うことができます。

手押しポンプと電動井戸ポンプには、それぞれ特徴があります。

手押しポンプ電動井戸ポンプ
動力人の力電気
操作ハンドルを動かす自動運転できる
電気不要必要
水の使用必要なときに手動で汲み上げる蛇口などから給水できる
主な用途災害時・散水など住宅・農業・散水など

手押しポンプは電気を必要としないため、停電時でも使用できる可能性があります。

一方、電動井戸ポンプは、日常的に井戸水を使用する場合に便利です。

ただし、電動井戸ポンプは停電すると使用できなくなることがあります。そのため、災害時の備えとして井戸を利用する場合には、手押しポンプを併設するなど、自治体や設置環境に応じた対策が考えられます。

井戸ポンプも長年使用していると、部品の劣化や摩耗などによって不具合が発生することがあります。

例えば、

などの症状が見られる場合があります。

電動井戸ポンプの場合は、ポンプ本体だけでなく、モーターや圧力スイッチ、配管などに原因があるケースもあります。

また、長期間使用しているポンプでは、修理だけでなく井戸ポンプ本体の交換が必要になる場合もあります。

「最近ポンプの調子が悪い」「以前より水が出にくくなった」という場合は、早めに点検しておくと安心です。

井戸ポンプを長く使うためには、普段からポンプの状態を確認しておくことが大切です。

特に、

  • ポンプから普段と違う音がしないか
  • 水の出方に変化がないか
  • 水漏れが発生していないか
  • ポンプが必要以上に動き続けていないか

などを確認しておきましょう。

小さな異変の段階で点検することで、大きな故障を防げる場合があります。

また、長年使用している井戸ポンプは、部品の劣化が進んでいる可能性があります。

「まだ使えるから大丈夫」と思っていても、突然故障して水が使えなくなることもあるため、定期的な点検やメンテナンスをおすすめします。


井戸ポンプには、手押しポンプや電動井戸ポンプなど、さまざまな種類があります。

手押しポンプはハンドルを動かしてポンプ内部の圧力を変化させ、井戸水を汲み上げます。

一方、電動井戸ポンプはモーターを動力として水を汲み上げ、蛇口などから必要な水を供給します。

どちらも井戸水を利用するために欠かせない設備ですが、長く使用していると部品の劣化などによって故障することがあります。

「水が出ない」「水の勢いが弱い」「異音がする」などの症状がある場合は、ポンプの状態を確認してみましょう。

次回は、井戸ポンプから水が出ないときに考えられる原因について、詳しくご紹介します。


井戸ポンプの老朽化や故障で交換をご検討の方は、こちらもご覧ください。

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