おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【国内】
「関東~九州で夏日を予想 熱中症に注意」
東北南部から九州は、天気が回復するとともに気温が上がり関東では、今年一番となる30℃に迫る暑さになりました。
東京は強い日差しで、朝から気温が高く、25℃を超えた所がありました。午後もよく晴れ、都心の予想最高気温は前日より7℃高い28℃と、7月上旬の暑さとなりました。
その他、関東から九州の広い範囲で25℃以上の夏日となりました。予想最高気温は埼玉・熊谷で29℃、名古屋で28℃、京都や福岡で27℃などとなりました。
急に7月並みの暑さとなる為、熱中症になりやすい状況なので、涼しい服装を心がけて、十分な水分と適度な塩分をとることが必要となります。今から夏に向けて対策をとる様に心掛けて行きましょう。
【経済】
「HV、EV、クリーンディーゼルに第3のエコカー」
日々のガソリン代が節約できるだけでなく、減税や補助金など購入時にサポートされている「エコカー」。新車購入を考えている人の多くが、候補に挙げていることでしょう。
そもそもの疑問として、エコカーとはいったいどんなクルマを指すのか、モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏が分かりやすく解説しています。
「エコカーとは、ひと言で言うと『燃費がいいクルマ』のことです。燃費がよければ、化石燃料の消費、CO2の排出量とも少なくなり、環境への悪影響も小さくなります。その“燃費のよさ”について、決まった数値はないんです。減税や補助金の対象にするため国が定めた燃費基準があり、それが便宜的に『エコカーの定義』としても使われているのが実情です。最新の『平成27年度燃費基準』では、クルマのタイプや車両重量ごとに基準値が決められています」
詳しく分類すると、現状のエコカーは以下の6種類となります。
:ハイブリッド車(HV)
ガソリン・エンジンとモーターというふたつの動力源をミックスさせたクルマです。モーターは搭載する蓄電池の電気で駆動、エンジンは走行だけでなく充電にも用います。給油など日常的な扱い方は普通のガソリン車と同じです。
:プラグイン・ハイブリッド車(PHV)
HVの電池を大型化して、家庭用電源(プラグ)からも充電できるようにしたクルマです。満充電状態なら、電気だけである程度の距離を走れるためプリウスPHVの場合は約20 、短距離の利用に限定すれば燃料補給の必要がないそうです。長距離を走るときはHVと同様に使えます。電池の分だけHVより高価です。
:電気自動車(EV)
搭載する電池とモーターだけで走り、走行中に二酸化炭素を排出しません。効率がよく、たとえ火力発電所の電力で充電しても、トータルのCO2排出量はガソリン車より少ないそうです。ネックは航続距離の際です。電池の性能アップと低価格化が望まれるそうです。
:クリーンディーゼル
最新技術で、従来弱点とされていた排ガス中の「スス」「NOx」を激減させた新世代ディーゼル車。燃費がよく、高トルクで走りのよさも魅力です。排ガスをきれいにする技術や機構が高価で、車両価格も割高になるとの事。
代表車:CX-5(マツダ)
:第3のエコカー
高度なエンジン制御技術などを搭載した「新世代ガソリン車」のことです。エンジンの高効率化やアイドリングストップ機構の搭載はもちろん、ボディの軽量化、空気抵抗の低減なども駆使し、ハイブリッド車並みの「リッター30」の燃費を達成するモデルもあります。
:燃料電池車(FCV)
水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、その電力をエネルギーとするエコカー。排出するのは水だけ。化学反応に必要な触媒にプラチナを使うため、価格は「一台1億円」とも。水素供給インフラを整備する困難さも課題であるとの事。トヨタのFCVは、ハイブリッドシステムも搭載するため「FCHV」と呼ぶそうです。
では、どのタイプが今後の本命になるのでしょか…モータージャーナリストの竹岡圭氏が予想するのは
「実は用途やライフスタイルによって一長一短あるのが、いまのエコカーなんです。日本で考えれば、街乗りなど短距離走行ならEV、街中メイン+時々遠出ならPHV、高速を使ったロングドライブ主体ならクリーンディーゼルや第3のエコカーが向いているということになるでしょうが、どれも『本命』って言うには……。また、海外に目を向けると、インフラ整備や主力燃料の差で、天然ガスやエタノール混合燃料が有力視される国もあります。しばらくはさまざまなエコカーがそれぞれ技術を競い合う時代が続くと思います」と話していました。
長い目で見れば、現在はまだまだエコカー黎明期。今の自分の使い方にあったクルマを選べば、どのエコカーでも正解だということでした。
【サイエンス】
「史上最大のクマ発見、大幅に記録更新」
“史上最大・最強のクマ”に新しいチャンピオンが誕生しました。巨大グマ、ショートフェイスベアの一種で、先史時代の南アメリカに生息していた「アルクトテリウム・アングスティデンス(Arctotherium angustidens)」。最新研究によると、体重が約1.6トン、立ち上がったときの身長が3.5メートルほどあり、記録の大幅更新が確実視されています。
前記録保持者は、北アメリカに生息していたショートフェイスベア「アルクトドゥス・シムス(Arctodus simus)」、通称「キタアメリカジャイアントショートフェイスベア(North American giant short-faced bear)」で、体重は約1.1トン。2つの種は近縁関係にあり、いずれも既に絶滅しているとの事。なお、現生種に限ると、19世紀にアラスカで射殺された体重約1トンのホッキョクグマが最大記録という。
新チャンピオンのアルクトテリウム・アングスティデンスは、ミナミアメリカジャイアントショートフェイスベア(South American giant short-faced bear)の名があり、200万~50万年前の南アメリカ大陸に君臨していた。当時、陸上で最大かつ最も強力な肉食動物だったと考えられいます。
研究チームの一員でアメリカのテネシー州ジョンソンシティーにある東テネシー州立大学の古生物学者ブレイン・シューバート氏は、「まず右に出る者はいない」と話しています。「あまりの大きさに、ただ驚くばかりだった」。
化石自体は1935年にアルゼンチンのブエノス・アイレス州で発見されていた。最近になりシューバート氏が、同僚で南アメリカのクマ化石を専門とするアルゼンチン出身の古生物学者レオポルド・ソイベルソン(Leopoldo Soibelzon)氏と協力して再分析を行いました。
「上腕骨が象とほぼ同じ大きさで、その測定値から、体の残りの部分の大きさを割り出すことができた」とシューバート氏は説明しています。今回の分析により老齢のオスとも判明し、その一生を通じて何度か重傷を負いながらも生き延びてきたことがわかりました。
「ただし、エサや捕食行動、北アメリカのクマとのこれほどまでの違いについてはまだ謎が残っている」とシューバート氏は語る。例えば、南アメリカのショートフェイスベアは出現当時から既に巨大で、しだいに小型化していったが、北アメリカでは逆に大型化しています。
シューバート氏は、「おそらく、南アメリカではエサが豊富でライバルもいなかったので、クマが大陸の王者となったのだろう」と話しています。他のさまざまな肉食動物が進化して舞台に登場すると、一人勝ちだったショートフェイスベアもその環境に適応せざるを得ないようです。小型化が進み、現代のアメリカクロクマのように雑食動物に変わっていきました。
一方、北アメリカでは大型化に大きな利点があったようです。大型動物を襲うサーベルタイガーなどに対して、重量が抑止力となった可能性があるという事です。
北アメリカでショートフェイスベアが君臨した時代は、マンモスやオオナマケモノ、ラクダといった氷河期の大型動物が爆発的に出現する時期と重なっています。食料源には困らなかったと考えられています。
シューバート氏は、「ここには“アフリカ”があった。今はもうない」と述べているそうです。
それでは本日も一日よろしくお願いします。