おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【経済】
「掃除ロボットが関西弁…ゴミ満タン「苦しいわ」」
シャープは、会話機能を付けた家庭用掃除ロボット「ココロボ」2機種を6月上旬に発売する。
独自開発の人工知能を持ち、ゴミがいっぱいになると、「苦しいわ」などと関西弁や標準語で知らせる。市場想定価格は9万~13万円前後。掃除ロボットは東芝や米アイロボット社も発売しているが、会話するのは初めて。
直径約35センチ、厚さ約10センチの円形で、本体3か所に超音波センサーを備え、障害物を避けながら部屋をくまなく掃除する。「キレイにして」と呼びかけると、「わかった」と答えるなど36種類の会話ができる。
また、段差があると「おっとっと」と発するほか、充電量が不足すると、「助けて」などと愛嬌(あいきょう)のある反応を示す。日本語のほか、英語や中国語にも対応する。
本体の内蔵カメラが連続撮影した室内の写真を外出先からスマートフォン(高機能携帯電話)で確認できる機能もある。高速回転のファンで通常の掃除機に近い吸引力も備えた。
シャープの担当者は「『けなげに掃除する姿がかわいい』とペット感覚で購入する人も増えていると聞いており、今後、市場は拡大する」と2012年度10万台の販売を見込んでいる。
【経済】
「米グーグルの自動走行車がネバダ州で免許取得、公道試験へ」
米ネバダ州の自動車管理局(DMV)は、自動運転システムを採用した車を開発中の米グーグルに対し、公道で試運転できる免許を全米で初めて交付した。
発表によると、DMVの担当者がグーグルの自動走行車に試乗し、カーソンシティー郊外やラスベガスの大通りを走行したという。同州議会は昨年、自動走行車を公道で走らせる法律を初めて制定。今年3月1日に施行されていた。
グーグルによると、同社が開発した自動走行車は、ビデオカメラやレーダーなどのほか、ドライバーが運転する車によって集められた道路情報をもとに走行するという。
今回免許が交付されたのは、トヨタの「プリウス」を改良した自動走行車。開発にはスタンフォード大学の教授も参加している。
ネバダ州では将来的に、個人が所有する自動走行車にも免許を出す計画。このほかにも、グーグルが本社を置くカリフォルニア州も自動走行車のための法整備を準備している。
【地域】
「日本海を泳ぐこいのぼり 鎧駅」
川面に連なるこいのぼりは昨今珍しくないが、入り江を渡ってなびく光景はそう多くないはずだ。いま兵庫県香美町(かみちょう)の鎧駅に立つと、日本海を望みながら気持ちよさそうに泳ぐ80匹に出会える。
周辺には約60世帯が住み、普段は1日の利用客が数えるほどの静かな無人駅だが、ゴールデンウイークは、こいのぼりを見に来た人たちの歓声が響く。
地区の子ども会が1991年に始めた行事で、当時は園児と小学生が合わせて三十数人いた。「子どもらがすくすく育ってくれればと思って。何にもねえとこだしな」と発案者の岡野政雄さん(64)が話す。地区や近隣の人に声をかけると、「たんすの肥やし」になっていたこいのぼりがすぐに集まった。
港脇の山腹から港の一角まで、約200メートルのワイヤを張ってこいのぼりを揚げる。大きいものだと8メートルほどある。
過疎化が進み、小学生は現在3人。子ども会で運営できなくなり、地区の男性からなる壮年会が引き継いでいる。今年は4月22日に十数人が集まって草刈りやこいのぼりの修理に精を出した。「今回もこいのぼりの提供が2件あったんですよ」と会長の中村嘉一さん(54)はうれしそうでした。その1週間後、こいのぼりが海上を彩った。
「よその街へ出た子たちが帰ってきた時、この眺めで迎えてあげたいという目的もあるんです」と中村さん。こいのぼりは5月6日まで。
それでは本日も一日よろしくお願いします。