おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【社会】
「肉食系のお内裏様…恐竜博物館にお目見え」
ひな祭りを前に、福井県立恐竜博物館(勝山市)は17日、恐竜の模型2体(高さ約1メートル、幅約0・5メートル)に着物を着せた「恐竜びな」をお披露目した。
3月4日まで、博物館3階に飾っている。 男びなはフクイラプトル、女びなはフクイサウルス。恐竜模型造形師として知られる荒木一成さんがデザインし、約3か月で繊維強化プラスチック製の像が完成した。
束帯姿のフクイラプトルは肉食らしく鋭い爪で尺を持ち、草食のフクイサウルスは十二ひとえ姿で、優雅な雰囲気を醸し出している。 今年の干支えと・辰にちなんだ「恐竜たつ年どしプロジェクト」の一環。
【文化】
「元寇船見つかった海域、国の史跡に 文化審議会が答申」
13世紀、日本に攻めてきた蒙古(モンゴル)軍の船団が沈没したとされる長崎県松浦市鷹島沖の海域が、「鷹島神崎(こうざき)遺跡」として国の史跡に指定される。文化審議会が17日、平野博文文部科学相に答申した。国指定史跡は約1700あるが、海底遺跡の指定は初めて。
鷹島神崎遺跡は2度にわたる蒙古襲来(元寇〈げんこう〉)のうち、2度目の弘安の役(1281年)で蒙古軍の船4400隻の多くが沈んだとされる場所。文化審議会は、鎌倉幕府を崩壊させる遠因となった出来事の様相が今に残り、当時の軍事・外交を知るうえで極めて重要とした。指定される海底は約38万4千平方メートル。
発掘調査は1980年度に始まり、昨年10月には琉球大のチームが船底の背骨に当たる長さ12メートル、太さ50センチの木材の竜骨(キール)を確認したと発表。形状などから蒙古軍の船とみられている。この船体や陶磁器類、矢束などの遺物は調査終了まで引き揚げない。
【話題】
「1円玉、流通用の製造ゼロ 電子マネー普及で硬貨離れ」
普段使う流通用の1円玉の製造枚数が2011年は43年ぶりにゼロだったことがわかった。電子マネーの普及で小銭を使うことが少なくなっているようだ。
財務省や造幣局によると、11年は45万6千枚の1円玉を作ったが、すべて記念品として販売する「貨幣セット」向けだった。流通用の1円玉を作らなかったのは、世の中に出回る量が増えて生産を止めた1968年以来だという。
貨幣の製造枚数は、財務省が流通量を踏まえて増やしたり減らしたりしている。11年は銀行に十分な量の1円玉が確保されていることなどから、新たに作らなかった。 1円玉の製造枚数のピークは90年の27億7千万枚。89年に消費税3%が導入され、1円玉が多く必要になった。最近は「スイカ」などの電子マネーが普及して小銭を使わない人も増え、07年以降は製造枚数は大幅に減っている。5円玉と50円玉は10年から2年続けて流通用には作られていない。