『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【スポーツ】

<女子サッカー>なでしこFW丸山が高槻に移籍へ

サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)のFW丸山桂里奈(28)=千葉=が、今季からなでしこリーグに昇格する高槻へ移籍することが分かった。16日に正式発表される。

東京電力から米国でのプレーを経て、2010年秋に千葉へ移籍した丸山は、日本が初優勝した昨夏の女子ワールドカップ(W杯)に出場。9月に中国で行われたロンドン五輪アジア最終予選で右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷し、全治6カ月と診断され、新シーズンでの復帰を目指してリハビリを続けていた。

高槻は、福島第1原発事故の影響で休部した東京電力に代わり、2部に当たるチャレンジリーグから昇格する。

【テクノロジー】

「正義のハッカー」育成…初の全国CTF大会

ハッカー日本一を目指して情報セキュリティーの知識や技術を競うコンテスト「CTF」が18、19日、初めて九州工業大(福岡県)で開かれる。

海外では若手技術者の登竜門ともなっているハッキングコンテストだが、日本では「ハッカー=悪」の誤ったイメージからタブー視されてきた。防衛産業や中央省庁へのサイバー攻撃が相次ぐ中、ようやく人材育成の場として見直されてきた形だ。清く正しくハッキング技術を競い、世界に通じる「ハッカー」を育成できるか――。

CTFは、ハッキングの技術を駆使して対戦相手のサーバーに侵入したり、相手の攻撃から防御したりする「模擬サイバー戦」だ。

今回、コンテストを計画したのは、情報セキュリティー会社に勤める技術者や研究者ら12人の有志で、NTTデータ先端技術(東京)などの協賛を募って実施にこぎつけた。

予選となる今回は、現時点で九州工大、筑波大、名古屋大、熊本高専などの学生を中心に7チーム(各チーム定員4人)が参加。攻防に必要な知識を問うクイズ形式を採用し、暗号やプログラム、ネットワークなどに関する計50問に制限時間10時間の中で挑戦する。

今後は北海道と東北、関東、関西、中国地方でも予選を開き、全国大会は各地区の勝者による対戦形式で行う計画だ。大会実行委員長を務める竹迫(たけさこ)良範さん(34)は「将来の情報セキュリティーを担う若手技術者を発掘したい」と話す。

海外ではCTFの歴史は長く、米・ラスベガスで毎夏開かれるハッカーの祭典「デフコン」には、CTFに世界から約300チームが参加。決勝には政府関係者が優秀な人材のスカウトに訪れるほどレベルが高い。

政府機関に対するサイバー攻撃に頻繁に見舞われている韓国の場合、政府の後押しもあって学生を中心としたハッキングのコンテストが盛んで、ロシアやマレーシア、オランダでも定期的に開催されている。

一方の日本では、本来、コンピューターやネットワークの技術に精通した人物を指す「ハッカー」という言葉が、技術や知識を不正行為に使う「クラッカー」と混同され、ハッキングのコンテストはなかなか開かれなかった。2003年には経済産業省が高校生によるCTF大会、通称「ハッカー甲子園」を計画したが、「国が“犯罪者”を育てるなんて」との異論が出て開催は見送られた。

ただ、昨年、三菱重工業などへのサイバー攻撃が相次いで発覚して以降、CTFを人材育成の場として見直す動きが出てきた。

◆CTF=サーバーに保存された情報を旗に見立てて攻防を繰り広げることから、「キャプチャー・ザ・フラッグ(旗取りゲーム)」と呼ばれる。日本では、社会人や大学生の混成チーム「sutegoma2」が昨年、世界最高峰とされる「デフコン」のCTF決勝に進み、注目された。

【経済】

トマトジュース、バカ売れ…脂肪燃焼効果と論文

トマトの成分に脂肪燃焼効果があるとの論文が今月10日に発表・報道された後、各地のスーパーでトマトジュースが爆発的に売れ、品薄状態に陥っている。

消費者がダイエットや健康に良いとされる食品に殺到する「フードファディズム」と呼ばれる現象だ。今回はテレビ番組が発端だった過去の多くのケースと様相が異なるが、スーパーやメーカーの担当者からは「またも繰り返されたか」との声が上がっている。

14日、大阪市中心部のスーパー。「トマトジュースありますか」と口々に尋ねる客に、店員が何度も頭を下げていた。「一気に売り切れ、入荷もまだで……」

同店では、以前は1日に数本程度だった900グラム入りジュースが先週末から3倍のペースで売れ、たちまち品切れに。まとめ買いをする中年男性が目立つという。来店した会社員(43)は「メタボ対策になると聞いたので、これだ、と。ほかの店を探します」と残念そうに話し、店員は「売れるのはありがたいけど、ブームに振り回されている気分」と苦笑いを浮かべた。

発端は、トマトに含まれる物質が血中の中性脂肪の値を下げることがマウスの実験で確認されたとする、京都大や食品メーカーなどの共同研究論文。研究チームは「ダイエット効果を確認するには、さらなる実験が必要」としたが、「人間に置き換えればジュース200ミリ・リットルを1日3回飲むのに相当する」とも説明、手軽さも合わさって消費者の期待感をくすぐったらしい。

近畿圏と首都圏に計224店を構える「ライフコーポレーション」では、青果の売れ行きが5割増なのに対してジュースは4倍で、全商品が消えた店も。「コープこうべ」でも品切れの店舗が出始め、「欠品は避けたい」(広報担当者)と商品確保に追われている。

それでは本日も一日よろしくお願いします。 

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