おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【サイエンス】
「木星で新たに2つの衛星を発見」
木星に新たに2つの衛星が見つかり、これで木星を周回する確認済みの天然衛星は合計66個となった。 2つの衛星は現在、S/2011 J1とS/2011 J2という名前で呼ばれており、2011年9月27日にチリのラスカンパナス天文台にある巨大マゼラン望遠鏡によって撮影された画像で、その存在が初めて確認された。
2つの天体は太陽系でこれまで発見された衛星の中で最も小さな部類に入り、どちらもその直径はわずか1キロほどだ。
木星の衛星の中で群を抜いて大きく、小さなアマチュア向け天体望遠鏡でも地上から観察可能な4つのガリレオ衛星と違い、新たに見つかった2つの衛星は木星からかなり離れたところを周回しており、その公転周期はそれぞれおよそ580日と726日だ。
木星ではこれ以前にも2010年に複数の衛星が発見されているが、さらに多くの、それもかなりの数の衛星が存在すると考えられている。 「今回見つかった2つの衛星は、木星からかなり離れたところにある逆行衛星群の一部だ」と、この衛星の発見を報告したスコット・シェパード氏は解説する。シェパード氏は、ワシントンD.C.にあるカーネギー研究所の地磁気研究部に所属している。
逆行衛星とは、母星となる惑星の自転の向きと反対方向の公転軌道を持つ「逆回り」の衛星のことだ。新たに見つかった2つの衛星を含め、木星には52個の逆行衛星がこれまで見つかっており、そのどれもが比較的小さい。この衛星群の中には、「同じような大きさの衛星は、全部で100個ほど存在すると思われる」とシェパード氏は述べている。
【天気】
「ウェザーマップ、「さくら開花予想」を公表」
民間気象会社ウェザーマップは2012年2月3日、2012年の「さくら開花予想」を発表した。同社による開花予想の発表はこれが今年2度目。今回は、九州から東北南部にかけての43か所の開花予想日を公開している。
同社によれば、今年の桜の開花時期は平年並みかやや遅め。前回発表時は平年並みということだったが、その後の厳しい寒波の影響のため、若干遅くなる地点がでてきているのだという。特に、北の地方ほど寒波の影響が長引くため、桜の開花も遅くなる可能性が高いとのこと。 今回の発表では、開花日が最も早いのは静岡で3月24日頃と予想されている。東京と大阪は平年並みで開花予想日はそれぞれ3月26日頃と3月29日頃。一方、東北南部は、平年並みか、平年よりも遅くなる所が多くなる見込み。 同社は、東北北部の開花予想を2月17日から、北海道の開花予想を3月1日から公表する予定。
【サイエンス】
「米民間宇宙船「ドラゴン」、打ち上げは3月下旬以降」
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 2日 ロイター] 米航空宇宙局(NASA)は2日、延期されていた民間企業スペースXの宇宙船「ドラゴン」の打ち上げについて、3月下旬以降に行うと発表した。
「ドラゴン」は、同じくスペースXが開発したロケット「ファルコン9」を使い、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる計画。現在同社は技術面での調整にあたっており、打ち上げ後は国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングを行う予定。 ドラゴンは当初、今月7日に打ち上げられる予定だったが、改善箇所が複数あるとして延期されていた。
NASAのISSプログラムマネジャーは2日、「ドラゴン」の新たな打ち上げ日について、3月20日以降になると発表。4月上旬に行われる可能性が高いと述べた。 NASAは、スペースシャトルに代わる宇宙への輸送手段として民間の宇宙輸送を推進しており、スペースXとオービタルサイエンス<ORB.N>の2社と契約している。