おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【経済】
「大間マグロ最高値奪還・報われた地元の熱意」
東京・築地の中央卸売市場で5日行われた初競りで史上最高値を2400万円上回る5649万円(269キロ)で競り落とされた青森・大間産の本マグロ。
昨年、北海道・戸井産に譲った「最高値の座」を取り戻した陰には、休漁期間短縮などに取り組んだ地元の熱意があった。
大間漁協によると、大間産は2001年に2020万円(202キロ)をつけて以来、10年まで初競り最高値の座を守ってきた。しかし、昨年の初競りで北海道・戸井産に3249万円(342キロ)の史上最高値が付き、「王座」を奪われた。
昨年の初競りで高値がついた戸井産は、大間産と同じ漁場の津軽海峡で捕獲されたものだった。しかし、戸井産は大間漁協の正月休漁中だった1月4日に水揚げされたもので、年末の水揚げを出荷した大間産が苦杯をなめる形となった。
昨年の雪辱に向け、漁師たちは今年の年始の休漁期間を短縮し、初出漁を例年の「1月6日」から「1月3日」に前倒し。3~4日に水揚げした鮮度の良いマグロ4本などを築地に陸送し、最高値更新に結びつけた。
【コンピュータ】
「アイパッド3めぐり飛び交う予測・発売時期は?機能は?」
新たな年を迎え、米アップルのタブレット端末の新機種「iPad(アイパッド)3」の発売時期や機能をめぐる憶測に拍車がかかっている。
アップルの新製品の発売が近付くと、業界観測筋が細かい情報まで分析し、うわさの花が咲き乱れるのはいつものことだ。大半は単なるうわさにすぎないが、中には拾っておくべき情報もありそうだ。
アップルが「魔法のようなデバイス」としてiPadを世に紹介したのは、2010年1月。iPad2は11年3月に発売された。
今月10~13日に世界最大規模の消費者家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」、26~28日にはアップル愛好者が集まる「究極の」イベント「マックワールド・アイワールド」を控え、iPad3が今月中に発表されると期待する声もある。一方、米調査会社ディスプレイサーチのアナリスト、リチャード・シム氏は「アップルは発売を急がず、時間をかけて十分な在庫を用意したいと考えるはずだ」と話す。
発売は創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の誕生日だった2月24日になる、あるいはiPad2と同じ3月になるといった説もある。
機能についても、アジアからの部品供給状況などに基づく情報が飛び交っている。
その1つとして、より速いプロセッサーの採用が予想される。インターネットの閲覧やゲームなどがさらに快適に楽しめるようになりそうだ。ロイター通信などによると、新たなプロセッサーは、韓国電機大手サムスン電子が米テキサス州オースティンに所有する工場から供給される可能性がある。
モニター画面の解像度が上がることも、ほぼ確実とみていいだろう。アップルが売り出す携帯機器の新機種ではすっかり恒例となっている。また、バッテリーが大幅に強化されるとの説もあちこちで浮上している。
スマートフォン(多機能携帯端末)「iPhone(アイフォーン)4S」に搭載されている「Siri」のような、音声操作機能が追加されるかどうかも注目される。
iPadの価格設定も気になるところだ。米ネット通販大手アマゾンが昨年12月に発売したタブレット端末「キンドル・ファイア」は、同月中に販売台数400万を突破するヒットとなった。iPad2より小型でシンプル、価格は300ドルも安い。強力な競争相手の出現に、アップルがどう対応するかについては意見が分かれる。
台湾の業界メディア、デジタイムズは先週、iPad3が1月に発売されるとの見方とともに、2種類の機種が同時に発売となり、iPad2はキンドル・ファイアに対抗させるため値下げされるだろうと伝えた。
キンドル・ファイアとの対抗でアップルがiPadの機能を削るとの説もあるが、ディスプレイサーチのシム氏は「アップルは2級品をにおわせるような製品づくりを望んでいないし、その必要もない。作れば作るだけ売れているからだ」と語り、この説を否定している。
【テクノロジー】
「喫煙で脳・心臓疾患・医療費1733億円増加」
脳梗塞や心筋梗塞などの医療費が、喫煙によって1733億円増加しているという推計を、厚生労働省研究班(主任研究者=辻一郎東北大教授)がまとめた。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)による増加分の1・5倍に上り、研究班は禁煙指導の強化を訴えている。
研究班は、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が1989~2007年に行った吹田市民4285人(40~74歳)の健康調査の結果を分析。様々な病気の発症率と、喫煙の有無との関連を調べた。
その結果、脳梗塞や脳出血などの「脳血管障害」は、喫煙によって男性は25%、女性は5%増加。また、心筋梗塞や狭心症などの「虚血性心疾患」は、同じく男性は12%、女性は19%増えていた。この増加率から、全国の同じ年齢層の脳血管障害と虚血性心疾患の医療費総額1兆781億円(08年度)のうち、1733億円は喫煙によって余計にかかった分と算出された。
それでは本日も一日よろしくお願いします。