おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「セMVP浅尾は1億2500万増」
今季自己最多の79試合に登板し、セ・リーグMVPを獲得した中日・浅尾拓也投手が、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億2500万増の2億6000万円でサインした。
「お金のためにやってるわけじゃないので、来年の契約を結んでもらえるのでありがたいです。目標が1年間1軍にいることだったので、最優秀中継ぎ投手も獲れましたし、一番欲しかったゴールデングラブ賞も獲れたので良かったです」と満面の笑みで話した。
【エンターテインメント】
「<天空の城ラピュタ>テレビ放送13回目でも15.9%の高視聴率」
9日に日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放送された宮崎駿監督の名作アニメ「天空の城ラピュタ」の平均視聴率が15.9%を記録したことがビデオリサーチの調べ(関東地区)で分かった。13回目のテレビ放送となったが、根強い人気を集めた。瞬間最高視聴率は午後11時27~29分の20.7%だった。
「天空の城ラピュタ」は、86年に公開された劇場版アニメ。鉱山の町で働く少年・パズーは、青い石のペンダントをした少女シータが目の前に落ちてきたことをきっかけに、空に浮かぶという伝説の城「ラピュタ」を探し求める冒険の旅に出る……というストーリー。テレビでは88年から繰り返し放送され、いずれも高視聴率を記録している。
13回目の放送となった今回は、劇場公開時のフィルムの風合いを再現したニューマスター版での初放送で、放送時間を40分拡大。パズーとシータが「バルス!」と叫ぶクライマックスの場面では、データ放送と連動し、「バルス!」のせりふに合わせて、データ放送の背景を青にするなどの仕掛けも盛り込まれた。
金曜ロードショーでは、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが考案した「おうちで見よう。」を12月~12年1月のキャンペーンコピーに決定。9日に放送された「天空の城ラピュタ」に続いて、16日には10年7月に公開された「借りぐらしのアリエッティ」が同枠でテレビ初放送される。
【サイエンス】
「簡単な血液検査で脳梗塞を早期発見精度85%脳梗塞マーカー“アクロレイン”登場」
寝たきり要因のトップを走る脳梗塞。本人もつらいが、働き盛りを突然襲う悲劇は家族に大きな負担を強いる。最近は早期発見のためMRI(磁気共鳴画像法)などの画像診断を行う「脳ドック」も増えてきた。ただ、検診費用や拘束時間を考えると気が重い。なんとか簡単な血液検査でチェックできないものか、誰しも思うだろう。じつは、コレがあるのだ。
千葉大学発の医療ベンチャー、アミンファーマ研究所が提供している脳梗塞マーカー検査がそれ。脳梗塞患者の血中に増えることが判明している細胞障害物質の「アクロレイン」と炎症マーカー2種類の血中濃度から、自覚症状がない無症候性脳梗塞──いわゆる「かくれ脳梗塞」を拾い上げ、それをもとにローリスク、境界例、ハイリスクの3段階で脳梗塞リスクを評価する。精度は約85%と有用性も高い。
かくれ脳梗塞は、半身麻痺や手足のしびれなどの症状を伴わない小さな脳梗塞を指す。重大な脳梗塞発症のリスク因子とされ、島根医科大学のグループが行った調査では、働き盛りの年代を含む30~80歳の男女(平均年齢57.5歳)を7年間追跡した結果、かくれ脳梗塞があると約10.5倍も脳卒中(脳梗塞、脳出血など脳血管疾患の総称)を起こす頻度が高くなることがわかっている。
同研究所社長の五十嵐一衛・千葉大学名誉教授は「脳梗塞の家族歴や高血圧、高血糖など脳梗塞のリスク因子を複数持っている人は、早期発見と発症予防のために定期的に脳梗塞マーカーを調べてほしい」と言う。無症候性のうちに病巣を発見して、病気を進行させるリスク因子をしっかり治療すれば、大きな事態を予防できる可能性があるのだ。
この脳梗塞マーカー検査は、臨床応用されたばかりで実施施設が限られている。また保険未収載のため、費用は1回につき7000~1万円ほどだ。検査結果がよければ3年に1回、境界例以上なら年に1回は検査するといいだろう。現在、複数の健康保険組合が定期健診に組み入れる動きもあり、案外数年のうちに身近な検査の一つになるかもしれない。検査実施施設は同研究所のHPを参照のこと。