おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【文化】
「岡山の古墳:幾何学模様の石のついたて、取り出し作業開始」
岡山市北区新庄下の国史跡「千足(せんぞく)古墳」の石室内で、幾何学模様が刻まれた石のついたて「石障(せきしょう)」を外部に取り出す作業が22日始まった。
模様の風化が進んでいるためで、劣化した装飾を取り出すのは奈良県明日香村の高松塚古墳、キトラ古墳の壁画に続き国内で3例目。岡山市教委は12月中旬にも石障を取り出し、修復作業を進めたいとしている。
千足古墳は5世紀の前方後円墳で全長74メートル。北部九州でみられる初期の横穴式石室と同じ構造で、中四国では初の確認例。石障には「直弧文(ちょっこもん)」と呼ばれる模様が刻まれている。
【IT】
「Facebook Phoneが登場か――AllThingsDが報じる」
全世界で約8億人の登録ユーザーを擁するSNS最大手のFacebookが自社スマートフォンの開発を進めていると米国のITニュースサイト「AllThingsD」が報じている。
同記事によると、「Buffy」のコードネームで呼ばれるこのプロジェクトは、AndroidベースのOS、アプリのプラットフォームにHTML5を採用し、端末の製造は台湾のHTCをパートナーとして選んだという。この端末が市場に登場するのは12カ月~18カ月先になるだろうと伝えている。
自社サービスと緊密に連携する端末の製造は、例えばAmazonも「Kindle Fire」を市場に送り出しており、さらに、自社ブランドのスマートフォンを来年後半にも発売すると米大手銀行Citi Groupアナリストがレポートしている。成長著しいスマートフォン市場にソーシャルメディアの大手であるFacebookが進出することで、GoogleやAppleなどとさらに激しい戦いが繰り広げられることになりそうだ。
【科学】
「ゴンドワナの名残か、インド洋で発見」
恐竜時代に存在した古い大陸の一部とみられる巨大な岩盤が、インド洋の深海で見つかった。 2つの岩盤は、微小大陸と呼ばれ、ゴンドワナ大陸の名残である可能性を持つ。ゴンドワナ大陸は当時、現在のインド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸を含む超大陸であったと考えられている。
今回見つかった岩盤は、2つ合わせて約6万平方キロ、地図の専門家には以前からそれぞれバタビア海山とグーデン・ドラーク(Gulden Draak、「黄金の竜」の意)という名で知られていた。 しかしこれらの海底地形については、オーストラリアの街、パースの約1600キロ南という位置以外の情報はほとんど知られていなかった。
今回の調査チームに加わったオーストラリアのシドニー大学の海洋地球物理学者ジョアン・ウィテカー(Joanne Whittaker)氏によると、さらに一部の標本には化石が含まれていたという。 「この2つの海台が、インド亜大陸がオーストラリア大陸から離れていく時に残された、ゴンドワナ大陸の小さなかけらであることは明白だ」とウィテカー氏は断言する。
ウィテカー氏を含む調査チームはさらに今後、今回採取した岩石の標本を、最も近い陸地である西オーストラリア州の海岸の海底部分から採取した岩石と比較する予定だ。この調査は「(ゴンドワナ大陸の)かけらの正確な来歴を明らかにする」のに役立つとウィテカー氏はみている。 ウィテカー氏はさらに、約1億3000年前、ゴンドワナ大陸が分裂しインド洋が形成された経緯について、詳細はほとんどわかっていないと付け加えた。