おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニューです。
【スポーツ】
「(プロ野球)FA有資格選手を公示 再取得」
プロ野球の加藤良三コミッショナーは、2011年度のフリーエージェント(FA)有資格選手を公示した。今年の有資格選手は再取得、継続取得を含めて93人。初めて国内FA権を得たのは藤川(阪神)、栗原(広島)、杉内(ソフトバンク)、中島(西武)ら18人で、初の海外FA権取得は和田(ソフトバンク)、岩隈(楽天)ら17人。佐藤(西武)は故障者特例措置の日数を加えて海外FAの取得条件をクリアした。
FA権を行使する選手は、日本シリーズ終了の翌日から7日以内(土、日曜日と祝日は除く)に行使の意思を所属球団に伝え、コミッショナーに申請書類を提出。コミッショナーは宣言期間締め切りの翌日にFA宣言選手を公示し、その翌日から、国内FA選手は所属球団を含む国内全球団、海外FA選手は国内外すべての球団との契約交渉が可能になる。
海外では、すでに大リーグ移籍希望を明らかにしている岩隈、国内では昨年から継続取得している村田(横浜)らの動向が注目されている。
【サイエンス】
「<ホンダ>ロボット「ASIMO」の新型発表」
ホンダは、人間型ロボット「ASIMO」の新型を発表した。自動制御装置を新たに搭載して自律性を高め、人の操作を介さず連続で動き続けるようになった。知能、身体両面での状況適応能力も向上させ、公共の場所などでの実用化に近づいた。同社は「『新型ASIMO』は、周囲の人の動きに合わせて自ら行動する『判断』能力を備えたことによって、これまでの『自動機械』から『自律機械』へと進化した」としている。
知的能力については、各種センサーからの情報を総合的に判断し、周囲の状況や自身の行動決定などを行うシステムを新たに開発。行動の途中でも相手の反応に応じて行動を変えたり、人の動きなどに合わせて対応できるようになった。視覚センサーと聴覚センサーを連動させ、顔と音声を同時に認識することで、人には難しい複数人の発話を同時に聞き分けられるという。
身体能力も高まった。従来よりも脚力を強くしたことや脚の可動域を拡大したことに加え、着地位置を動作中に変更できる新たな制御技術を取り入れたことで、歩行や走行、バック走行、片足ジャンプ、両足ジャンプなどを連続して行えるように。これにより、凹凸のある路面でも安定姿勢を保って歩けるなど、外部の状況の変化に、より柔軟に適応できるようになった。
作業機能については、手には手のひらに触覚センサー、5本の指にそれぞれ力センサーを内蔵し、指は独立して制御できるように。視覚や触覚と組み合わせた物体認識技術と組み合わせることで、瓶を手に取ってふたをひねり、中身の液体を軟らかい紙コップに注ぐなど、器用な作業が可能になった。複雑な指の動きが必要な手話表現もできるという。
【経済】
「パナソニック LED照明を5年で6倍」
パナソニックは、LED(発光ダイオード)照明事業の平成27年度の売上高を、22年度比で約6倍の2千億円超に引き上げる計画を発表した。国内で商品群を大幅に拡充するほか、中国を含む新興国では普及価格帯の商品に力を入れる。また欧米では照明メーカー向けの部品販売を本格的に開始する。照明事業に占めるLEDの比率を22年度の9%から、27年度に50%に高める方針。
同社は完全子会社化したパナソニック電工と来年1月に照明事業を統合。原材料の購買量を増やすなどで調達コストを半分に減らす。LEDの寿命評価期間も4分の1に短縮し、多品種の商品をいち早く市場に投入できる体制を整える。早期にLEDで「世界シェア10%を目指す」(照明事業を担当する松蔭邦彰役員)考えだ。
【サイエンス】
「小惑星が地球に接近中」
空母ほどの大きさの小惑星が米東部時間8日午後(日本時間9日午前)、地球に接近する見通しで、天文学者たちが追跡している。小惑星は月の軌道内を通過するとみられる。小惑星がこれほど地球に接近するのは35年ぶりだ。
米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所の専門家によると、これは「2005 YU55」と命名された小惑星で、直径は約400メートル)。地球に危険をもたらすことは全くないという。
小惑星は現在、地球に近づいており、最終的には地球から約32万キロメートル離れた地点を通過する見通しで、専門家たちがレーダーを使って監視している。小惑星がこれほど地球に近づくのは1976年以来35年ぶりで、小惑星の接近状況がこれほど詳細に事前通知されたのも初めてだ。
天文学者の計算によると、小惑星は米東部時間8日午後6時28分(日本時間9日午前8時28分)に地球に最も近づくとみられる。NASAの専門家によれば、小惑星は暗いため裸眼では見えず、その引力も弱いので地球上の潮の流れや地震活動に影響を及ぼすものではないという。
最も大きく表れる影響は、ひょっとすると地球上の天文学者たちが今週、小惑星の接近に興奮して出しているアドレナリンの量かもしれない。天文学者たちはNASAの「深宇宙ネットワーク」アンテナ、プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡、その他の世界中の何百にも上る望遠鏡を使って小惑星を追跡している。
NASAの地球近傍天体プログラム局の責任者ドナルド・ヨーマンズ氏は、「とても重要なタイプの小惑星を見るまたとないチャンスだ」と述べ、「多くの天文学者がかなり興奮して待ち構えている」と付け加えた。
太陽系で最も古い天体の1種とされる、このような炭素の豊富な小惑星には、水や重要な鉱石が存在する可能性があるほか、地球上の生物分子の起源の謎を解くカギが存在する可能性もある。また、小惑星への有人飛行というNASAの現行の計画が実を結べば、人類の次の目的地になる可能性もある。
ヨーマンズ氏は「これらの小惑星が惑星間旅行の際の燃料補給所や休憩所になる日がいつか来るかもしれない」と語った。
太陽系には何百万もの小惑星が存在しているが、地球の軌道を横切るのはごくわずかだ。その中には約6500万年前に地球に衝突し、その余波で恐竜が死滅した大型の物体もある。この衝撃の爪痕は、メキシコのユカタン半島で直径約177キロほどのクレーターとして残されている。クレーターの大きさから推測して、衝突した物体は直径約9.6キロないしそれ以上だったとみられている。