おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【サイエンス】
「“ヤマネ” 宇宙の寝心地は?…ISSで冬眠実験へ」
八ケ岳山麓に生息する国の天然記念物、ヤマネを国際宇宙ステーション(ISS)で飼育する計画が進んでいます。冬眠時に体温を0度近くまで下げ、覚めるとすぐに活発に動く特異な性質を無重力下でも調べ、人類の長期の宇宙滞在に生かす狙いとのことです。人工冬眠しながら宇宙旅行、小さなヤマネがSFのような夢を開くかもしれないと大きな期待を寄せられています。
ヤマネは成体でも体長8センチ、約20グラムの小型哺乳類で、体温を0~5度に下げて冬眠し、飲まず食わずで半年間眠り、目覚めると元通りに動き始めるそうです。筋肉や骨を保つ仕組みを持つとみられ、研究グループが注目しています。
JAXAは2015年冬にISSの実験棟「きぼう」に設置する小動物実験装置を打ち上げ、これでヤマネを宇宙に運び、無重力で冬眠するか、冬眠前後の体の状態はどうかなどを調べる予定とのことです。
【考古学】
「奈良・纒向遺跡 邪馬台国時代の建物群エリアが拡大か」
女王・卑弥呼が治めた邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向遺跡(国史跡、3世紀初め~4世紀初め)で、2009年に確認された3世紀前半(弥生時代末~古墳時代初め)の大型建物跡の東側から、建物跡1棟が見つかったと市教委が6日発表いたしました。
大型建物跡などの建物群と同じ東西の同一線上に中心軸が並ぶことから同時期の建物とみられ、専門家は「この時代では異例の広さ。邪馬台国の中枢施設との見方が強まる」と指摘しています。
遺跡では09年、3世紀前半としては国内最大規模の大型建物跡(南北19・2メートル、東西12・4メートル)が見つかり、その西側の小中規模の建物跡2棟と東西の同一線上に並んで配置されていたことがわかっています。
今回確認された建物跡は、この大型建物跡の36・5メートル東側で見つかりました。方形の柱穴が10個(一辺40~60センチ)見つかり、東西3・4メートル、南北6・7メートルの規模だったとみられています。
【グルメ】
「九州駅弁グランプリ、長崎代表決まる」
九州一の駅弁を決定する「九州駅弁グランプリ」の佐賀・長崎地区予選会が5日、長崎市のJR九州長崎支社で開催されました。
長崎県内からは長崎駅の「坂本屋角煮めし」=写真右=、佐賀県からは佐賀駅の「佐賀みつせ鶏とりトロ弁当」=同中央=と武雄温泉駅の「佐賀牛極上カルビ焼肉弁当」=同左=が地区代表として本選大会への進出を決めています。
鉄道の旅の魅力の一つである駅弁を盛り上げようとJR九州が毎年行っており、今回で10回目となります。会場には両県で販売されている10種類の駅弁が並び、23人の審査員が製造者らに食材の特徴などを尋ねながら試食し、3票ずつ投じました。
第1回から審査員を務めている県調理師協会の坂本洋司会長(67)は「年々ご当地色が強くなり、素材や味付けが洗練されている。どれも素晴らしく選ぶのが難しかった」と講評しています。
「坂本屋角煮めし」の製造元、坂本屋別館(長崎市)の岩重浩支配人(56)は「冷めても軟らかくておいしい角煮に仕上げることにこだわった。本選でも多くの人にアピールし、グランプリを取りたい」と意気込みを語っています。
本選大会は16日に福岡市のJR博多シティで行われ、グランプリは3月7日に同市のJR九州本社である決勝大会で決定する予定です。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。