おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【ノーベル賞】
「ヒッグス粒子にノーベル賞 提唱の英教授ら、物理学賞」
スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2013年のノーベル物理学賞を、万物に質量を与える「ヒッグス粒子」の存在を提唱した英エディンバラ大のピーター・ヒッグス名誉教授(84)とベルギーのブリュッセル自由大のフランソワ・アングレール名誉教授(80)に授与すると発表いたしました。
ヒッグス氏らは1964年、宇宙のあらゆる所を満たしている素粒子によって他の素粒子の動きが邪魔され、動きにくくなることで質量が生じるとの理論を発表いたしました。土台になったのは、08年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎米シカゴ大名誉教授(92)が60年に提唱した理論とのことです。
この素粒子はヒッグス粒子と呼ばれ、半世紀にわたって探索が続けられていました。南部氏らが構築した物理学の標準理論で存在が予測された素粒子の中で唯一見つからず、「神の粒子」とも言われていました。
【宇宙】
「NASAの月探査機LADEEが月に到着」
月の周辺の環境を調査する目的で打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の月探査機LADEEが10月6日、月周回軌道への投入に成功いたしました。これから約4ヶ月に渡る探査が始まります。
LADEE(Lunar Atmosphere and Dust Environment Explorer)は、月の表面に存在するごくごく僅かな大気の構成や変化、また塵の構成を観測し、月の環境について調査するほか、新型のレーザー通信機器の実証試験を行うために開発された探査機で、今年9月6日にミノタウロスVロケットによって打ち上げられたものです。
現在は楕円軌道ですが、今後10月9日にLOI-2を、そして12日にLOI-3を実施し、徐々に月を中心とした円軌道へ近づけル予定です。LOI-3が完了した後、1ヶ月の試験運用が行われ、さらにその後、3ヶ月間に渡る本格的な探査が始まる予定です。
【イベント】
「ロボット相撲に大歓声」
自作のロボットを土俵上で戦わせる「第25回全日本ロボット相撲」の関東大会が先日、千葉市美浜区の幕張メッセで開催されました。「ロボット力士」の素早い動きや激しいぶつかりに、会場からは大きな歓声が上がっていたそうです。
ものづくりの楽しさを知ってもらおうと、1990年から始まった大会で、この日は162台のロボット力士が参加、無線操縦で動く「ラジコン型」と「自立型」に分かれ、高校の部と一般の部で、力と技を競い合いました。
高校の部の「ラジコン型」で準優勝した千葉工業高3年の成田雄大さん(17)は、「決勝で焦って操作をミスしてしまった。全国大会では必ず優勝したい」と悔しがっていたとのことです。成績上位の計21台は、11、12月に埼玉県と東京都で開かれる全国大会に出場する予定です。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。