おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【サイエンス】
「冷凍マンモス”ユカ”公開始まる…サイの標本も」
シベリアの永久凍土から発掘されたマンモスを公開する世界初の特別展「マンモスYUKA(ユカ)」が13日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開幕し、大勢の家族連れなどでにぎわっています。
ユカは2010年にロシア東部のサハ共和国・ユカギルで、3万9000年前の地層から発掘されたメスのマンモスです。推定10歳、体長約3メートルで、発掘地にちなんで「ユカ」と名付けられました。
会場には、別のマンモスの牙、体毛、歯などを直接触れるコーナーも設けられています。他にも、同時代に生息していたサイ「ケサイ」の冷凍標本も展示されています。
【宇宙】
「次期無人火星探査車、土壌採取技術の確立目指す」
米航空宇宙局(NASA)が、2020年に打ち上げる次期無人火星探査車の計画の概要を発表いたしました。
目玉は、土壌を直径1センチ、長さ6センチの棒状で採取して、約30本を箱に詰める技術の確立になります。成功すれば、20年代中盤以降、火星からの試料の持ち帰りに初挑戦する予定です。
かつて火星に存在したかも知れない生命の痕跡を探すとともに、将来の有人探査に向けた環境調査も進めます。
【アニメ】
「幻のフィルム発見 大藤信郎作”のろまな爺”など」
日本の実験アニメーション作家の草分けで、毎日映画コンクールにも名前を残す大藤信郎(おおふじ・のぶろう)の、文献などで存在のみ知られていた幻のフィルムが発見されました。第1作「のろまな爺」(24年、白黒、無声)の全編と、未完成に終わった「竹取物語」(61年、カラー)の未編集ネガになります。
ともに35ミリフィルムで、長さは5分、神戸映画資料館の安井喜雄館長(64)が関係者から今年5月に購入し、本物と確認したそうです。
大藤は東京生まれ。江戸千代紙を用いたり、色彩セロハンによる影絵に取り組むなど、実験的手法のアニメを個人で製作いたしました。セロハンアニメの「くじら」が53年のカンヌ国際映画祭に出品されるなど、海外で高い評価を得ています。没後、毎日映コンに実験アニメを対象とした大藤信郎賞が創設されています。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。