『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【スポーツ】

三浦雄一郎さん80歳 来年再びエベレストへ

プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんは、都内で記者会見を開き来年5月に世界最高齢でのエベレスト(8848メートル)登頂を目指すと発表しました。

現在の最高齢登頂は2008年にネパール人男性が達成した76歳で、三浦さんが頂上に立てば記録を大幅に更新するとの事です。三浦さんは2003年当時、最高齢となる70歳で初めてエベレストに登頂し、08年には75歳で再登頂を果たしました。今回は3度目の挑戦となります。

ネパール側から登った過去2回と異なり、今回は中国・チベット側から頂上を狙う予定。登山にはこれまで同様次男の豪太さんが同行します。12日に80歳の誕生日を迎えた三浦さんは「頂上に行けるかどうかわからないが、限界まで行ってみたい。限界が頂上なら、こんないいことはない」と語りました。

【サイエンス】

宇宙飛行士ら大集合 毛利さん飛行から20年

宇宙飛行士の毛利衛さんが、初めて宇宙へ飛び立ってから20年の節目を記念するシンポジウムが11日東京都内のホテルで開かれました。

宇宙航空研究開発機構の宇宙飛行士5人のほか、日本人として初めて宇宙へ行った元TBS社員の秋山豊寛さんも参加しました。「人類の活動圏を広げていくという将来に目を向けることが大事だ」などと意見を出し合いました。

毛利さんは、シンポジウムに先立つ記者会見で「この20年で、日本の宇宙開発はよちよち歩きから、米国、ロシアに続くレベルになった」と振り返り、「技術もお金もある日本に足りないのは『覚悟』。次世代につなぐため日本はもっと貢献できるはず」と語りました。

【サイエンス】

「ダイヤモンドの惑星」発見 地球から40光年

地球からそう遠くない恒星系に「ダイヤモンドの惑星」が存在するとした仏米合同チームの論文が11日の英学術誌「Astrophysical Journal Letters」で発表されました。

「かに座55番星e(55 Cancri e)」と呼ばれるこの惑星は地球からわずか40光年の距離に位置し、その大きさは地球の約2倍、質量は8倍に上るという。2011年に初めて観測されこれまでは地球と似た化学構造をしていると考えられていたとの事です。

詳しい分析の結果、その構造は地球とは全く異なることが分かりました。研究を率いた米エール大学(Yale University)の博士研究員ニック・マドゥスダン(Nikku Madhusudhan)氏は「この惑星の表面は水や花崗(かこう)岩ではなく、グラファイトとダイヤモンドで覆われている可能性が高い」と述べています。水は全く存在しないとみられ、総質量の最大3分の1がダイヤモンドで構成されている可能性もあるという事です。

「ダイヤモンドの惑星」は過去にも発見されているが、太陽に似た恒星の周りを公転し、詳細な化学構造が特定された惑星は初めてとなります。

研究チームは、恒星の前を横切る惑星の観測データからその半径を算出し、また質量の推定データと合わせて惑星の構成要素を割り出しました。

かに座55番星eの公転速度は非常に高速で、地球が太陽を1年かけて公転するのに比べ、この惑星はわずか18時間で親星の周りを一周します。恒星との距離が非常に近いため地表の平均温度は摂氏2148度にも達し、生命の維持には全く適していないという事です。

今回の発見により、宇宙には当初考えられていたよりもはるかに多種の惑星が存在することを示す証拠がまた1つ増えたとされました。

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