おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【海外】
「11歳少年が偶然に世紀のマンモスを発見」
ロシア北部タイミル半島に住む少年(11)が、約3万年前のものとみられるマンモスの死骸を発見しました。保存状態が良く、専門家は「世紀のマンモスだ」と話しています。
マンモスが見つかったのは北極海に流れ込むエニセイ川の土で、8月下旬、付近を散歩していた少年が不快な臭いと永久凍土から突き出ていたマンモスのかかとに気付いたそうです。
通報を受けた専門家が調べたところ、約3万年前に死んだ15、16歳の雄のマンモスと判明ました。、少年の愛称にちなんで「ジェーニャ」と名付けられたマンモスは、右側を下にして横たわっており、骨格はほぼ原形をとどめているそうです。長さ1.5メートルの牙や皮膚、目、耳もきれいに残っていました。
専門家によると、臓器も損傷を受けていない可能性があり、これほど保存状態の良いマンモスの死骸が発見されたのは1901年以来だということです。
【文化】
「平等院鳳凰堂の扉絵、創建以来初の一般公開」
世界遺産・平等院鳳凰(ほうおう)堂(京都府宇治市)の扉に描かれた国宝の仏画「日想観図」が6日から、11世紀の創建以来初めて一般に公開されました。
本尊・阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)の後方にあって参拝者の目に触れず、限られた人にしか見ることができなかったものです。9月に始まった鳳凰堂の大規模修理を機に、境内のミュージアム鳳翔(ほうしょう)館で陳列されることになりました。
鳳凰堂西側の扉2枚(ともに縦約2.6メートル、横約1.2メートル)には、左に海に沈む夕日、右に山々や仏堂が描かれています。創建時から鳳凰堂にあった扉絵10面(いずれも国宝)は劣化の進行で次々と外して保管されていましたが、日想観図は最後まで堂内に残っていました。平等院によると、大和絵の手法を採り入れた日想観図としては最古の例とのことです。
【サイエンス】
「じゃんけんロボ無敵の秘密 東大院開発、ネットで大人気」
じゃんけんで人間に全勝。そんな「じゃんけんロボット」の様子を、東京大学大学院情報理工学系研究科の石川正俊教授が動画サイト「ユーチューブ」で公開すると大人気となり、3カ月余りで330万を超すアクセスを集めています。
石川教授は、1千分の1秒でカメラに映った物体を識別する高速画像処理を研究しています。じゃんけんロボットは、相手の手の形を瞬時に把握し、1千分の1秒だけ後出し、必ずロボットが勝つようになっています。ただ、人間の目はその時間差を認識できないため、後出しされたことがわからないそうです。
その様子を6月にユーチューブで公開すると、海外メディアでも取り上げられ、国内外から337万件のアクセスがあったそうです。動画はもともと、高速処理の性能をわかりやすく示すのが目的で公開したもので、「世界中から『すごい』と褒められているようでうれしい」と石川教授は話しています。
それでは本日も一日よろしくお願いします。