『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【スポーツ】

ロンドンパラリンピック、聖火リレーが出発

ロンドンパラリンピックの聖火リレーが28日夜(日本時間29日未明)パラリンピック発祥の地とされるストーク・マンデビルを出発しました。

障害者選手や障害者スポーツを支える人々らがトーチをつなぎ、29日夜に開会式が行われるロンドン・五輪スタジアムを目指します。

聖火リレーは今月22日、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地方で始まり、ストーク・マンデビルの競技場で一つになり、28日午後8時半に出発しました。国際パラリンピック委員会によると、ロンドンまで92マイル(約148キロ)の道のりを5人ひと組116のチームが24時間でリレーするとの事です。

パラリンピックの生みの親とされるストーク・マンデビル病院のルートビッヒ・グットマン医師の娘、エバ・ロフラーさんは、「選手たちが、すべての人々の人生を良い方向に変えることを期待する」などとあいさつしました。

【環境】

ニホンカワウソは「絶滅」環境省、レッドリスト改訂

環境省は絶滅の恐れのある野生生物を調べた「レッドリスト」を見直し、ニホンカワウソを絶滅危惧種から「絶滅種」に指定するなど改訂版を公表した。新たに8種が絶滅種に指定され419種が絶滅危惧種になりました。

新たに絶滅種と判断されたニホンカワウソは、最後の目撃が北海道で1955年本州以南では79年とされています。専門家の分析では、北海道亜種は50年代本州以南亜種は90年代にすでに絶滅したとされてきました。カワウソのような比較的大きな動物が長期間目撃されていないことや、生息確認調査などの結果から絶滅種と判断しました。

哺乳類ではニホンカワウソの本州以南亜種と北海道亜種、沖縄・宮古島に生息していたミヤココキクガシラコウモリの3種。鳥類では沖縄の北大東島、南大東島だけに生息していた猛禽(もうきん)類ダイトウノスリが70年代以降に目撃されておらず、絶滅したとされていました。昆虫類ではスジゲンゴロウ、貝類ではリュウキュウカワザンショウ、植物ではコバヤシカナワラビ、ツクシサカネランが新たに絶滅種に指定されています。

魚類を除く動植物9分類で、絶滅のおそれがある絶滅危惧種に指定された総数は、6年前に改訂された前回のリストから419種増えて3430種となりました。特に増えたのは昆虫類で119種増えて358種に。貝類も186種増えて563種が指定されました。

日本各地の河口域などで生息していたハマグリも、新たに絶滅危惧種に指定されました。80年代以降、干潟の埋め立てや護岸工事などで生息環境が悪化して数が急減しました。漁獲量は70年代の2割以下に落ち込んでいます。スーパーで売られているハマグリは中国や韓国から輸入した外来種が多くて、現在は潮干狩りでも外来種を放して客に採らせる場合がほとんどということです。

【テクノロジー】

国内5施設で 妊婦血液で胎児のダウン症診断

妊婦の血液で胎児がダウン症かどうかがほぼ確実にわかる新型の出生前診断を、国立成育医療研究センター(東京)など5施設が9月にも導入することがわかりました。

妊婦の腹部に針を刺して羊水を採取する従来の検査に比べ格段に安全で簡単にできる一方、異常が見つかれば人工妊娠中絶にもつながることから新たな論議を呼びそうです。

導入を予定しているのは、同センターと昭和大(東京)、慈恵医大(同)、東大、横浜市大です。染色体異常の確率が高まる35歳以上の妊婦などが対象で、日本人でのデータ収集などを目的とした臨床研究として行うとの事です。保険はきかず、費用は約20万円前後の見通しです。

検査は、米国の検査会社「シーケノム」社が確立したもので、米国では昨年秋から実施。妊婦の血液にわずかに含まれる胎児のDNAを調べます。
23対(46本)ある染色体のうち、21番染色体が通常より1本多いダウン症が99%以上の精度でわかるほか、重い障害を伴う別の2種類の染色体の数の異常も同様にわかります。羊水検査に比べ5週以上早い、妊娠初期(10週前後)に行うことができるとの事です。

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