おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【経済】
「「超小型車」今秋にも公道へ 一部基準を緩和」
国土交通省は、新たな移動手段として期待される「超小型車」の普及を促すため今秋にも一部の地方自治体での公道走行を認める方針を固めました。
車両走行の安全基準などを定める道路運送車両法の一部基準を緩和し、地域住民や観光の足として超小型車の導入を希望する自治体に適用する。これまで特定地域での実験にとどまってきましたが、基準緩和で全国的な普及に弾みがつきそうです。
国交省は今秋にも、走行能力や安全性能など超小型車の仕様を決めて公表し、自治体が先行する形で活用を促します。導入を希望する自治体は地方運輸局に申請し、運輸局は走行区域の限定など安全確保を条件に緩和を認める方向です。
国交省は軽自動車と第1種原動機付き自転車(四輪)の中間に超小型車を位置づける方向ですが、背景には軽自動車より小型で2人程度乗れる車の需要が高齢者を中心に高まっていることがあります。現状では原付きは定員が1人に限られていて、排気量などに上限があるため、2人程度乗れて力のある小型車を開発するのは難しいとの事です。
【サイエンス】
「宇宙では老化遅くなる? 線虫の実験で判明」
宇宙では老化が遅くなり寿命が延びる可能性があることが東京都健康長寿医療センターや宇宙航空研究開発機構などのチームが宇宙空間で行った線虫の実験でわかりました。
人間にただちに当てはまるわけではないが、人間にも機能やDNA配列が似た遺伝子が存在し、老化の仕組みを探る手がかりになると期待されています。5日の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表されました。
研究チームは2004年4月に打ち上げられた露ソユーズ宇宙船で、体長1ミリの線虫数百匹を国際宇宙ステーションに運び、地上帰還まで計11日間宇宙に置きました。その結果、宇宙にいた線虫は地上の線虫に比べて、神経や内分泌にかかわる遺伝子の機能が低下し、加齢に伴って蓄積するたんぱく質の量も減っていました。
特に機能が落ちた7遺伝子を線虫の中で働かなくする実験を地上で行ったところ、通常約80日の寿命が最大20日ほど延びました。宇宙での11日間は、地上の10日間に相当したとみています。
【国内】
「「母親スイッチ」切れた? 育児より食のシンシン」
上野動物園(東京都台東区)は、メスのジャイアントパンダ「シンシン」(7歳)が5日昼に産んだ赤ちゃんがオスだったと発表しました。
来日中の中国野生動物保護協会(北京市)のスタッフが外見から判断しました。シンシンが赤ちゃんに関心を示さなくなったため、7日午前1時頃から赤ちゃんを保育器に移したということです。
同園によりますと、赤ちゃんの体重は133グラムで生後3日目の平均的サイズ。赤ちゃんはシンシンから離れていた影響からか一時体温が下がり、鳴き声も弱くなったため、同園は保育器で体力を回復させてから8日にもシンシンの元に戻すとの事です。
シンシンは出産直後から赤ちゃんを胸に抱え続けていましたが、6日午後11時半頃に餌のタケノコなどを食べようと起きあがった際に赤ちゃんを放しました。赤ちゃんはコンクリートの床に落ち、約15分後に職員が取り上げられました。湯たんぽなどで体を温めた後、シンシンの元に戻したがシンシンは関心を示さずタケノコを食べ続けました。
同園は赤ちゃんを保育器に移しシンシンから搾り取った母乳を職員が哺乳瓶で与えています。
記者会見した福田豊副園長は「出産の疲れや眠さで一時的に『母親スイッチ』が切れたのだと思う。もう一度赤ちゃんを戻した時には、シンシンは再び鳴き声に反応するのではないか」と語りました。