おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【経済】
「5月の米新車販売、トヨタ87%増」
米調査会社オートデータが発表した5月の米新車販売台数は前年同月比25・7%増の133万4600台と12か月連続のプラスでした。
トヨタ自動車が87・3%増と、1980年以降で最大だったほか、ホンダも47・6%増となるなど、東日本大震災の影響で前年の販売が急減した日本勢の復調ぶりが目立ちました。
トヨタは、中型セダン「カムリ」が2・1倍、ハイブリッド車「プリウス」も3・1倍と主力車種の販売が大幅に伸び、シェア(市場占有率)も15・2%と2010年12月以来の高水準を回復しました。
ホンダは「アコード」や「シビック」など主力セダンが好調で、日産自動車も、スポーツ用多目的車(SUV)「ローグ」などが伸びて20・5%増との事です。
【サイエンス】
「スパコン「京」のミニ版 理研お試し無償開放へ」
理化学研究所は、9月の本格稼働を目指す世界最速のスーパーコンピューター「京」より計算能力は落ちるものの、京と同じプログラムをそのまま使えるスパコンの導入を決めました。
京の「ミニ版」と言えるもので、来年2月頃理研和光研究所(埼玉県和光市)に設置する予定です。京と互換性があるのが特徴で、ミニ京で動くことが確認できたプログラムは京でもそのまま使え、京で改良を加えることも可能で、理研は「プログラムの開発や調整用のお試し版として無償で開放するので積極的に利用を」と呼びかけていくそうです。
神戸市の理研計算科学研究機構にある京は、1秒間に1京回(京は1兆の1万倍)の計算能力を誇ります。計算用のプログラムは、通常のスパコンで使われるものではうまく動かず、開発や使用には高度な技術を要するため、研究に使いたくても利用をためらう人が多いのではと懸念する声が出ています。
ミニ京の計算能力は京の1000分の1程度で、一般的に産業界で使われているレベルの性能で、和光市に通わなくてもインターネット回線を通じて、全国どこからでも使えるようにするとしています。
【地域】
「ヤンバルクイナ、繁殖域拡大 マングース防除」
沖縄本島北部だけに生息する国の天然記念物ヤンバルクイナの自然繁殖が先月、沖縄県東村高江地区で確認されました。
繁殖南限ラインから約3キロ南にあたり、確認したNPO法人「どうぶつたちの病院沖縄」(うるま市)は、「国などによるマングースの防除事業が奏功し、繁殖域が拡大している」とみています。
同法人によると、農道近くの山林で4月21日に定点観測用カメラに親鳥1羽と孵化ふか後約2週間のヒナ4羽が歩く姿が映っていました。今月2日には親鳥がヒナに餌を与える様子も確認されています。
環境省によると、1985年には約1800羽が生息していたが、マングースに襲われたり車にひかれたりして約1000羽に減少していました。レッドリストの「絶滅危惧1A類」で、2003年に確認した同村北部が繁殖南限とされています。