夏場は冷房や冷蔵庫などの消費電力が増えるため、家全体の電気代が気になる時期です。加えて気温の上昇により水道の消費量も増えるとされていることから、家計への負担も小さくはありません。台所やお風呂に洗面所、今はエコタイプの設備が続々流通を始めていますが、トイレも日々エコ化されています。
トイレのエコといえば「節水」と「節電」。
水洗トイレが一般に流通し始めたころに比べ、現在は飛躍的な進化を遂げています。その進化の凄さを、順を追って見ていきましょう。
用を足した後は必ず洗浄水を流すものですが、一回にどれだけに水量が流されているか皆さんはご存知でしょうか。
メーカーや製品にもよりますが、少し古いタイプのものでは小で約10リットル、大で約15リットルとされており、水道代の中でトイレが最も高いという報告もあるそうです。特に夏場は使用回数も増えるため、トイレの交換を考える際にはトイレの節水機能は切っても切れない関係にあると言えます。そのため、トイレの洗浄水を減らせるタイプの便器を導入するなど、トイレリフォームで節水に取り組むご家庭が増えています。古いタイプの便器に比べ抗菌力が高く、汚れが付きにくいメンテナンス性の高いタイプが多いので、便器の一般的な寿命とされている10年以上同じ便器をご使用であれば、トイレ交換するいいタイミングかもしれません。
大小どちらの用を足すときでも、一回に付き10リットル以上の水が必要になることは前述した通りです。
一般よりも少ない水量で洗浄するタイプのトイレは「節水トイレ」と呼ばれ、基準によって使用する水量が異なりますが、おおよそ大は6リットル、小は4リットルほどとされています。
どちらも一般の半分以下の量で排泄物を流しきるよう設計されており、節水に大きく貢献しています。
さらに使用する水量を減らすため、現在も研究開発が進められており、より節水機能の高いタイプが流通する日も遠くはないでしょう。
節水機能に加えて、温水洗浄便座の節電機能にも目を見張るものがあります。
主にセンサーによって人を感知してフタや便座を開閉、さらに便座の暖房を自動でオン・オフするなど、使用する電気量を抑えるための工夫が随所に施されています。
お尻の洗浄水に関しても常時保温しているのではなく、便座に座ったところで温水機能を開始するので、無駄な電力消費を心配する必要がありません。
トイレの節水を考えた際、問題となるのは便器だけではありません。
トイレを掃除する際は時間と労力に加えて掃除用水を使用することになります。
一回一回はそれほどの負担にはなりませんが、積み重なっていくことで体にも家計にも大きな負担となります。
そこで取り入れたいのが壁や床の防菌・防水・防臭加工が施された材質です。
便器はもちろん、周辺にもこういった配慮をすることで掃除がしやすくなるので、リフォームをお考えの際は便器やタンクだけでなく、その周辺設備に関しても熟慮されることをお勧めいたします。
ここまで紹介してきたように、トイレの節水・節電機能は日々進化を続けています。近々リフォーム等を検討されている方はぜひ私たち 日本水道センター(0120-506-123)日本水道センター(0120-506-123)にご相談ください。