水回りの豆知識

58. トイレ交換の際に得?大と小で流れるトイレの水量とその理由

普段目にすることは多くても、あまり意識することのないトイレの水量ですが、節水などの観点から意識的に使い分けている方もいるそうです。

減り続ける洗浄水の量

水洗トイレができてまだ初期のころは、「大用」の洗浄一回につき約13リットルの水を使っていたそうです。
トイレ設備の技術が進むにつれて、現在で「大」は8リットル、「小」は6リットル前後が一般的になっています。
大手のトイレ設備となるとさらに使用する水の量が減ります。新しいものだと「大」で5リットル以下、「小」だと4リットル以下となり、エコ仕様のトイレが多く流通し始めており、人気も出てきています。
エコを意識した超節水型は流水量をさらに削り、なんと「大」で3.8リットル、「小」で3.3リットルに抑えるなど初期のころの4分の1にまでカットされています。

流水量が少ないと十分に流れない?

トイレにはある審査基準があります。汚物を流した際は便器から配管に移り、そこから平均10メートルほど流れていかないといけないそうです。汚物が配管に詰まらないようにというのが理由だそうです。
ここで気になるのが「大」を「小用」で流した場合です。便器から見えなくなってもそれで流れたことにはなりません。「小用」では「大」を流すには水量が不十分で、前述した通り見えなくなった後も配管内を10数メートル流れていかなければ、配管内に汚物が堆積し詰まりを起こす可能性があります。 やはり用を足したあとは、対応する水量で流すのが鉄則のようです。

また、節水のためにトイレタンク内へペットボトルをいれ水嵩を増しているお宅がありますが、これも汚物が流れていくための十分な水量を確保できずに配管を詰まらせる可能性があります。
さらに、こうした節水方法だと、レバーの動きを阻害する場合があり、雑菌の繁殖を許してしまうなどに加え、異物の混入によるタンクの破損の恐れがあります。メーカーも非推奨としているため、避けるべきでしょう。

トイレで実践!正しい節水術

洗浄水を削るとトイレ設備や配管等に悪影響を及ぼす可能性があることについては先ほど述べた通りです。
今までのような節水方法が使えないとなると、他に手はないのでしょうか。実はすぐに取り入れられる節水術がいくつかあります。

1.「大」を多用せず、「小」を使いこなす
単純計算になりますが、一回につき1リットルから2リットルの節水になります。毎日複数回にわたるためこの差は出てくるでしょう。そのため、便のとき以外はなるべく少量の水で済むように心がけましょう。

2.2回以上の洗浄を避ける
すべてを1回に収めるのは難しいでしょうから、なるべく回数を減らす方向で取り組まれると良いでしょう。

3.お風呂の残り湯を再利用
節水の基本ともいえる方法です。やり方は簡単でバケツなどでトイレに水を流すだけです。この際注意すべきなのは、「大」または「小」の分量の水を流すことです。

2つの機能を工夫してうまく使い分けることがトイレの基本節水術です。
トイレが旧式だと長期的に見た場合、新型の少量で洗浄するタイプにトイレ交換することも検討案に入るかもしれません。


  1. 在宅介護で注目増!札幌式トイレとは? 
  2. リフォーム時にタンクレストイレにする? しない?
  3. トイレトレーニングに最適のトイレを選ぶには? 
  4. トイレをリフォームするのに必要な幅って?
  5. トイレをリフォーム工事中、どうやって用を足す?
  6. トイレ交換とトイレ修理、どっちがお得?
  7. お得な最新型のトイレとは?
  8. トイレの便器構造・水が流れる仕組みとは?
  9. 最新型の節水型トイレはどのくらいお得?
  10. トイレリフォームでエアコン設置は可能?
  11. トイレの便器・便座を新しくするとどんないいことがある?
  12. トイレの便器の色を変えて気分を一新♪
  13. トイレに手洗いをつけたい時の注意点
  14. ウォシュレットのメンテナンス・取り外し方法
  15. お使いのトイレ、ウォシュレットは設置可能ですか?
  16. その方法で大丈夫?自分で温水洗浄便座(ウォシュレット)交換を行う時に気を付ける事
  17. ここが違う!和式、洋式のトイレリフォーム方法の違いまとめ
  18. 早急に変えるべき!くみ取り式を洋式にリフォームしたほうが良い理由
  19. 介護をよりラクに!快適に過ごすために行うトイレリフォームのすすめ
  20. におい対策にも!印象ががらりと変わるトイレの壁紙交換のすすめ
  21. あなたのトイレは何タイプ?トイレの壁排水モデルとは
  22. みんな知ってる?生活に欠かせないトイレの部品の名称
  23. 簡単に設置できるかつ便利な温水洗浄便座(ウォシュレット)のすすめ!
  24. タンクの水はきれいなの? 気になる温水洗浄便座(ウォシュレット)の清潔性
  25. トイレで流してはいけないものは?
  26. 洗浄レバーのがたつきの対処法
  27. トイレの洗浄音、ボコボコ変な音がする理由は?
  28. 共有トイレトラブルの元!尿石っていったい何?
  29. 冬場に発生しやすいトイレの事故
  30. 温水トイレでもエコは可能!節電・節水のポイント
  31. トイレの知られざる歴史 海外と日本
  32. 介護・バリアフリー化と保険制度の利用
  33. トイレの収納を見直してみる
  34. トイレメーカーの特徴 TOTO
  35. トイレメーカーの特徴 INAX(LIXIL)
  36. ご存知ですか?トイレの耐用年数と便器の交換工事
  37. 気になる!トイレ設備交換の工期と工期とあれこれ
  38. さぁトイレのリフォーム!窓の位置の最適な大きさは?
  39. トイレ交換でお掃除の全自動化!Panasonicのアラウーノとその特徴
  40. 突然の来客でも大丈夫!トイレ交換や掃除で与える印象はグンと良くなる
  41. 腰を傷めないで簡単にキレイ!トイレ交換で面倒なトイレ掃除とサヨナラ
  42. 知りたい!ユニットバスのリフォームとトイレ交換
  43. 交換した便器を廃棄処分!トイレ交換後の注意点
  44. 上がる?下がる?トイレリフォームが与える不動産売却価格への影響
  45. リフォームでトイレに革命!企業ビルのトイレリフォームと減価償却
  46. 世界のいろんなトイレ事情
  47. あなたはいくつ知ってる?「トイレ」の呼称・呼び方
  48. 忘れると悲惨!?引っ越し前にはトイレの内見
  49. 夫婦喧嘩の理由は「トイレ」?妻が「座れ」という理由
  50. 思わずセレブもトイレ交換!日本製トイレの人気を探る
  51. 何で女性はトイレが長いの?男女にみるトイレの過ごし方の違い
  52. トイレのガンコ汚れ、掃除テクニック【完全版】
  53. 手軽にできるトイレの風水で運気アップ 
  54. トイレの快適さを決定する、押さえておきたい4つのマナー違反
  55. 節水時もトイレで悩まない!災害に備えたトイレ交換
  56. これでダメならトイレ交換?タンクの水漏れ対処法
  57. せっかくのトイレリフォーム!失敗を避けるためにできること
  58. トイレ交換の際に得?大と小で流れるトイレの水量とその理由
  59. トイレ交換時期も近い?ウォシュレットのリモコンが動かないときは
  60. 夏のトイレの臭い対策
  61. 子どものトイレトレーニングは夏がおすすめな理由
  62. トイレに冷房?夏の暑いトイレで快適に過ごす方法
  63. トイレはどこに作る?家を建てる・リフォーム時に考えたいポイント
  64. 夏の省エネ・節水にエコトイレ
  65. トイレの悪臭対策「便座カバー」&「トイレのブラシ」
  66. 海外旅行に必須!「トイレを借りたい」ときの英会話
  67. 掃除で金運アップ?トイレ掃除で大成功
  68. 冬に向けてしっかり準備。トイレで手を洗った後の保湿対策
  69. タンクレストイレに交換したら手洗いはどうすればいいか
  70. トイレで水漏れが起きた時にやってはいけないこと ~集合住宅編~
  71. トイレには窓が必須なのか
  72. 家庭のトイレにスリッパを置くべきか
  73. 腰痛持ちにやさしいトイレ
  74. 芳香剤の代わりにトイレに置くもの5選
  75. 公衆トイレが寒く感じるときの対処法
  76. トイレに行けば病気がわかる?
  77. 寒くなるとトイレに行きたくなるのは何故か
  78. 世界で広まる「わんちゃん専用公衆トイレ」
  79. 年末といえば大掃除!忘れがちなチェックポイント5つ

事前に料金をご提示したあと、
お客様のご了承をいただいて初めて
作業に入りますので、
どうぞご安心くださいませ。

事前に料金をご提示したあと、お客様のご了承をいただいて初めて作業に入りますので、
どうぞご安心くださいませ。