トイレは用を足すだけの場所ではありません。清潔にしておけば十分ではありますが、それだけでは面白みがありません。不浄をそそぐ場所でありながら、家の一部であり一つの部屋です。
「長居したくない」などと嫌がらず、せっかくですからトイレ交換をするぐらいの意気込みで、インテリアを取り入れてみてはどうでしょうか。
「トイレにインテリア」だけでは何を指標に取り入れていけばいいのかわかりませんので、色や方角、大きさや置物などの判断基準を得るため「風水」の力を借りることにしましょう。
風水を取り入れる前にまずやっておくべきことは、「掃除」です。
主目的は生活環境を整え、運気を上昇させることです。特に水の流れがある手洗いは財運や健康運を司っているとされているため、不潔で空気が淀んだままにしておくと気のめぐりが悪くなり、運を低下させてしまうとも考えられています。室内は常に清潔に保っておきましょう。
インテリアを見直すからといって、置くものを増やせばいいというものではありません。
まず、見直す点は以下のポイントです。
便座、フタは閉じておく
ふたを開けっ放しにしておくと、運気が流れていってしまうというのがその理由です。
また、便座を下げておくことは女性と暮らしている際の基本的マナーとされつつあります。うっかり忘れてしまうこともあるでしょうが、意識的に続け相手への心遣いを忘れないようにしましょう。
専用のカバー、マット、スリッパを用意する
室内は水の気が満ちているため、スリッパを部屋と共用にしてしまうと、他の部屋に水の気を移すことになります。マットは下にたまりやすい水の気を吸収し、体が影響を受けるのを防ぐ効果があるそうです。カバーも同様です。
また、マットやスリッパ類は最低でも半年から一年に一度は交換するようにしましょう。
室内に観葉植物など緑のあるものを設置する
緑や青は運気を上昇させる上で欠かせないそうです。ただし加減が必要で全体を一色に染めてしまうのではなく、バランスを考えた使い方が重要です。テーブルに飾ることができるタイプが勧められています。
消臭剤、芳香剤で臭気がこもらないように工夫する
香りを取り入れることで臭気と陰気を払うことができます。古くなったら放置せず、こまめに取り替えましょう。
水の気のバランスを整える
室内には水の気を強める水や金属類が集中しているため、逆の働きを持つ「火」の 気を取り入れバランスを図ります。室内の照明を明るくしたり、赤や橙など暖色を用いると効果的です。
水の気を持つものを設置するのは避けましょう。黒色をしたものや水槽や花瓶など、水にかかわるものを置くと水の気が過剰になりバランスが崩れてしまいます。
また、あわせて注意されているのがポスターやカレンダーを貼り付けたり、色々と物を置きすぎてしまったりすることです。気がそこに停滞して淀みを生じるため避けるようにしましょう。アニマル柄や原色なども避けるべきであると言われています。
トイレの設備の故障があれば放置せず、トイレ交換を検討しましょう。放置していると運気だけでなくトラブルに見舞われてしまいます。
以上がすぐに始められる風水インテリアのテクニックです。 あくまで指標なので初めはおきたいものを置き、楽しむことから始めてみてはいかがでしょうか。