おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【サイエンス】
「JAXA 衛星「しずく」名付け親に認定証」
鹿児島県の種子島宇宙センターから18日未明に打ち上げられる人工衛星「しずく」の名付け親を代表して、福岡市城南区の会社員、小林恵さんが宇宙航空研究開発機構(JAXA)から名付け親認定証を贈られました。
星空が好きで、友人と天体を観測するのが趣味だそうです。地球上の水の動きを観測する衛星の愛称をJAXAが募っているのを知り、「ミッションに合っていて、響きが愛らしくていい」と、「しずく」を提案されました。
過去最多の応募2万件余りのうち、1392人が「しずく」を提案しました。その中から抽選で招待され、「しずく」を載せたH2Aロケットの打ち上げ当日は、同センターから見守りました。小林さんは「無事に打ち上がり、皆さんに愛され、役立つように今後もずっと見守っていきたい」と話されていました。
【環境】
「都心部「ヒートアイランド」節電で緩和」
東京電力福島第一原子力発電所事故を契機とした昨年夏の節電で、都市部が郊外より高温になる「ヒートアイランド」が緩和されたとみられることが三上岳彦・帝京大教授(気候学)らの調査でわかりました。
東京都心と関東郊外の気温差が2010年と比べ最大0・67度縮まったとの事です。茨城県つくば市で26日に始まる日本気象学会で発表する予定です。
三上教授らは6年前から関東の約200か所で気温を測定されていました。10年7月と11年7月に最低気温26度以上だった都心4地点と、同23・5度以下の郊外10地点を選び、10、11年を比べてヒートアイランドの影響を調べたとの事です。
都心と郊外の気温差は、1日平均で2・01度から1・65度になって0・36度縮み、時間帯別では最大0・67度(午後4時)縮まりました。特に午後1~5時の時間帯は、10年7月で最大1・5度あった気温差が、11年7月には都心と郊外でほとんどなかったそうです。三上教授は「日射量は11年の方が若干強く、それでも気温差が縮んだのはヒートアイランドが緩和されたため」と分析されています。
緩和された原因については、気温差が縮まった日中に、東京電力管内の電力使用量も、10年と11年の比較で15%以上減少していることから、「節電によりエアコンなどからの人工排熱が減ったため」とみられています。
【地域】
「大雪に負けず、夕張メロンしっかり甘い」
北海道を代表する味覚・夕張メロンの収穫が夕張市内で始まりました。
記録的な大雪で懸念されました今年のメロンの成長は、4月の好天で持ち直して、甘みが十分になったそうです。17日に札幌市中央卸売市場で初競りにかけられます。
収穫は、生産者団体「夕張メロン組合」(加盟132戸)組合長の工藤政則さん方などの3戸のビニールハウスで行われました。網目のしっかり張った大玉のつるを、丁寧にはさみで切りとった工藤さんは「暖房などの燃料代は4割増し。除雪で徹夜した日もあったが、いいメロンができた。笑顔で味わってほしい」と話されていました。
市内では今年、約205ヘクタールに約87万8000株が作付けされ、6月下旬をピークにはお盆頃まで出荷が続くようです。
それでは本日も一日よろしくお願いします。