おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「川崎F新監督に“理論派”風間八宏氏」
川崎Fの後任監督に元日本代表MFで筑波大サッカー部監督の風間八宏氏(50、スポニチ本紙評論家)が就任することが18日、決定的となった。川崎Fは相馬直樹前監督(40)を11日に解任。山本昌邦氏(54)ら候補を3人に絞っていたが、関係者によれば、この日までに風間氏に一本化。既にオファーを出しており、風間氏サイドも受諾する方向で進んでいるという。
理論派の解説者として知られる風間氏が、初めてJクラブで指揮を執ることになった。関係者によれば、同氏はこの日までに、オファーを受けた川崎F側に監督就任の意思を伝えたという。
風間氏は97年にドイツでプロ生活を終えてからは、指導者として活躍。97年から桐蔭横浜大で初めて監督を務め、04年にJFA公認S級ライセンスを取得。08年からは関東大学リーグの名門で母校の筑波大監督を務め、今季はリーグ首位を走るなど、その卓越した手腕で結果を出してきた。川崎F幹部はこれまで、後任監督について「経験のある日本人。選手の良いところを引き出してくれる人を選ぶ」と話していた。風間氏はJリーグでの指導経験はないものの、解説者としても分かりやすい分析などで好評を博し、確固たるサッカー観も持っている。監督にはうってつけの人物と言える。
川崎Fは11日に相馬前監督を成績不振のため解任。14日のG大阪戦からは望月達也コーチ(48)が監督代行を務めた。G大阪戦では敗れはしたものの、今季初めて2得点を記録。この日のナビスコ杯・仙台戦では3得点と攻撃力を発揮し、公式戦7試合ぶりの勝利を挙げた。チーム状態も上向いており、後任監督へのバトンタッチの準備も整ったと言える。
すでに21日の札幌戦は望月体制で戦うことをクラブ幹部は明言しており、風間新監督の初陣は28日の広島戦となる見込みだ。現役時代の92~95年に在籍した古巣との対戦から、風間氏の新たなサッカー人生がスタートする。
風間 八宏(かざま・やひろ)1961年(昭36)10月16日、静岡県清水市(現静岡市)生まれの50歳。MFとして活躍し、清水商を経て筑波大に進学。80年に大学生ながら日本代表に初選出された。卒業後は欧州を中心に活躍し、84~85年にレバークーゼンでプレー。92~95年は広島に在籍、94年第1Sの優勝に貢献。97年引退。J通算103試合6得点。日本代表通算19試合0得点。指導者としては横浜桐蔭大、筑波大を率いた。長男・宏希(20)、次男・宏矢(19)ともドイツ下部リーグでプレー。1メートル73、67キロ。利き足は右。
【国内】
「こども園 公立保育所10年で移行…3年から延長」
幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「総合こども園」に関し、政府は制度発足の15年度から「3年」としていた保育所の同園への移行期間について、公立の保育所は「10年」へと大幅に遅らせる方針を決めた。新制度に懸念を抱く地方議会が少なくなく、時間がかかると判断した。全国に約2万3000カ所ある保育所の4割強、約1万カ所は公立で、公立の移行が遅れれば保育所待機児童の解消をうたう目玉政策の普及に大きく影響しそうだ。
政府は税と社会保障の一体改革で子育て支援策「子ども・子育て新システム」を打ち出し、関連法案を今国会に提出している。総合こども園はその中核で、当初方針の保育所の移行期間は公・私立とも3年。3月2日の最終案では「必要に応じて延長を検討」との留保はつけたものの、やはり「15年度から3年程度」としていた。
しかし、施設を従来の国の「認可」から「指定」へと緩め、民間参入を促して保育量の拡大を目指す「新システム」には、「国や自治体の責任が後退する」「保育の質が保てない」との批判が根強くある。地方議会も呼応し、民間の保育研究所の調査では、今年1月時点で延べ173市区議会が新制度への反対や懸念を表明する意見書を採択している。
公立保育所が総合こども園に移行するには、各市町村の保育所設置条例を廃止する必要がある。公立のこども園にするなら新たに設置条例も作らねばならず、いずれも市町村議会の議決を要する。地方議会側からは「保育内容の低下を招く条例ならストップをかける」(群馬県内の市議)などの声が上がっていることから、政府は法案作成過程で私立保育所の移行期間は予定通り3年とする一方、公立は10年以内へと延ばした。
【ことば】総合こども園
少子化で空き教室もある幼稚園を保育所と一体化し、保育所待機児童(11年10月1日時点で4万6620人)問題を解消する狙いがある。消費税率10%への引き上げを目指す15年度に発足させる。0~2歳児のみ預かる保育所を除きすべての保育所、幼稚園が移行対象だが、一部の反発に配慮して幼稚園は存続を認め、移行期間も設けていない。政府は幼保一体化を含む新制度に1兆円必要とみており、うち7000億円を消費増税分で賄う考え。
【テクノロジー】
「「同じ絵文字で他社とメールを」KDDI、au絵文字をドコモと統一」
KDDIは、auのEメール(~@ezweb.ne.jp)とSMSの絵文字デザインをリニューアルし、NTTドコモの絵文字をベースにしたデザインに統一すると発表した。ドコモ/イー・アクセスの携帯電話との絵文字の共通化を図り、同じ絵文字で他社携帯端末とメールのやり取りができるようにする。今年夏モデル以降のau携帯電話/Androidスマートフォンから対応する(iPhoneは除く)。
同社と沖縄セルラー電話、ドコモ 、イー・アクセスの4社による絵文字の共通化に向けた取り組みの一環。従来は送信側と受信側で絵文字デザインが変わってしまうため、「微妙なニュアンスが伝わりにくく、誤解を与えてしまうため絵文字を統一して欲しい」という要望が多かったという。今後、各社が今後発売する機種に搭載する絵文字はドコモの絵文字をベースとしたデザインに統一する。
KDDIは「インターネット上でのコミュニケーションが多様化する中、利用頻度の高いキャリアメールによるコミュニケーションをより快適に楽しめるよう、ユーザーの要望に応える」としている。
ドコモのiモード/spモード用メール絵文字に統一。KDDI、沖縄セルラー、ドコモ、イー・アクセス、ウィルコムの5社で同じ絵文字が使えるようになるとしている。
ドコモの絵文字と対応している213個はドコモと統一し、ドコモにないau絵文字についてはドコモのデザインを基調に新たに制作した。制作にあたり、ドコモの絵文字を開発した、バンダイナムコゲームスの栗田穣崇氏が監修した。
従来のau絵文字はデコレーション絵文字として端末にプリセットし、今後も利用できるようにする。
ソフトバンクモバイルは今回の共通化に参加していないが、2008年夏モデルから絵文字をリニューアルして互換性を高める努力をしており、「今後の利便性向上につながることは継続していきたい」という。
それでは本日も一日よろしくお願いします。