トイレの豆知識 その51

こんにちは。コールセンターの片倉です。いつの間にか50回を超えておりました。今回のテーマは「トイレ交換の際に得?大と小で流れるトイレの水量とその理由」です。普段目にすることは多くても、あまり意識することのないトイレの水量ですが、節水などの観点から意識的に使い分けている方もいるそうです。

それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


【 減り続ける洗浄水の量 】

水洗トイレができてまだ初期のころは、「大」の洗浄一回につき約13リットルもの水を使っていました。 技術が進むにつれて、数年前には「大」で8リットル、「小」は6リットル前後が一般的になってきていました。
最新のものなるととさらに使用する水の量が少なくなっており、「大」で5リットル以下、「小」だと4リットル以下となっています。エコ仕様のトイレが多く流通し始めており、人気も出てきています。エコを意識した超節水型は流水量をさらに削り、なんと「大」で3.8リットル、「小」で3.3リットルに抑えるなど初期の4分の1にまでカットされています。

【 流水量が少ないと十分に流れない? 】

トイレには審査基準があります。汚物を流した際は便器から配管に移り、そこから平均10メートルほど流れていかないといけないそうです。汚物が配管に詰まらないようにというのが理由だそうです。
ここで気になるのが「大」を「小」で流した場合です。便器からは見えなくなっていますが、それでは流れたことにはなりません。「小」では「大」を流すには水量が不十分であり、前述した通り見えなくなった後も配管内を10数メートル流れていかなければ、配管内に汚物が堆積し詰まりを起こす可能性があります。 やはり用を足したあとは、対応する水量で流す必要があります。

また、節水のためにトイレタンク内へペットボトルをいれ水嵩を増しているお宅がありますが、これも汚物が流れていくための十分な水量を確保できずに配管を詰まらせる原因となります。
さらに、こうした節水方法だと、レバーの動きを阻害する場合があります。その結果、雑菌の繁殖を許してしまうなどに加え、異物の混入によるタンクの破損の恐れもあります。メーカーも非推奨としているため、避けるべきでしょう。


今回はここまでにしたいと思います。次回は正しい節水術の実践につきまして紹介する予定です。使う水の量が少なくなってきているのはこれまでにも紹介してきましたが、改めて技術の進歩には驚かされます。節水トイレ交換のご用命は、ぜひ日本水道センターへどうぞ。お電話、お待ちしております。

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