おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【海外】
「香港で「エンヤ、エンヤ」 パレードに唐津くんちの曳山」
香港の夜空に「エンヤ、エンヤ」のかけ声が響いた。国の重要無形民俗文化財、佐賀県唐津市の唐津くんちの曳山(ひきやま)が23日夜、旧正月を祝う香港のチャイニーズ・ニューイヤー・ナイトパレードにお目見えした。過去に米仏などへ遠征したが、アジアは初めて。
曳山囃子(はやし)の音色も響かせ、唐津っ子の約150人で5番曳山「鯛(たい)」を曳いた。目玉やヒレ、あごを上下左右に動かすパフォーマンスを織り交ぜ、中心街の目抜き通りを駆け、観光客約10万人を引き付けた。
江戸時代からの伝統を持つ鯛山の朱塗りの体は「幸運」、金箔(きんぱく)の鱗(うろこ)は「富」を表す。大きな目玉など愛嬌(あいきょう)のある姿は海外でも人気で、香港政府観光局の3年越しの要請で実現。唐津市の曳山展示場から6分割して船で運んだ。パレードは今年で17回目で、タイ、イタリア、米国など世界12カ国・地域から35団体が参加した。
【科学】
「まいど1号が宇宙なら、こちとら海底でい!」
東京・下町の町工場が共同で無人深海探査機「江戸っ子1号」を開発し、水深8千メートルの日本海溝を目指すプロジェクトが始動し、17日、東京都墨田区両国の東京東信用金庫本部で調印式が行われた。
深海は、希少金属(レアメタル)を含む鉱物資源や微生物が豊富だといわれるが、各国とも未着手で市場は形成されていない。そこに商機があるとみて、民間、それも中小企業が探査製品を開発するのは、世界に例がないという。
共同開発するのは「江戸っ子1号プロジェクト推進委員会」。杉野ゴム化学工業所(葛飾区)の杉野行雄社長を委員長に、墨田区の浜野製作所、大田区のツクモ電子工業、千葉県のパール技研がタッグを組む。
「小さな町工場でも、力を結集すればイノベーションが実現できる。大阪が空の上なら、東京は海底へ行こう」と考えたという。光も届かない、8000メートルの超深海。町工場の技術を結集する江戸っ子1号は、私たちにどんな夢を持ち帰ってくれるのだろう。
【スポーツ】
「錦織 粘り勝ちの陰に名コーチから学んだ守備の大切さ」
男子シングルス4回戦で、第24シードの錦織圭(22)は08年全豪準優勝の第6シード、ジョーウィルフリード・ツォンガ(26=フランス)を2―6、6―2、6―1、3―6、6―3のフルセットの末に下し、4大大会自身初のベスト8進出を決めた。
勝敗を分けたのはミスの差だ。ツォンガ70本に対し、錦織は半数以下の30本。リターンの凡ミスもわずかに2本と集中した。
粘り勝ちの要因は昨季からコーチとなったブラッド・ギルバート氏の指導も影響している。アガシらを育て「ウィンニング・アグリー(格好悪く勝つ)」の著書を持つ同氏から学んだのは守備の大切さ。以前は常に攻めることだけを考えていた。