おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【経済】
「アサヒがビール風味飲料「ドライゼロ」を発表」
アサヒビールは、ノンアルコールのビール風味飲料「ドライゼロ」を2月21日に発売すると発表した。国内シェア首位の主力ビール「スーパードライ」のブランド力を生かすとともに、これまでのビール風味飲料と異なり、麦汁を使わずにすっきりとした後味を表現したのが特徴だ。
同社によると、現在、ビール大手が販売しているビール風味飲料は、ビールの原料である麦汁を発酵させずに使用しているので、麦汁由来の雑味が残っていたという。これに対してドライゼロは、糖類や食物繊維、香料などでビールの風味を再現した。
ビール風味飲料については、カロリーゼロ商品を販売するサントリー酒類や、パイオニアのキリンビールが先行し、アサヒのシェアは3%程度にとどまっている。アサヒは「他社の後塵を拝している状況だが、ドライゼロを最も売れる商品にしていきたい」(池田史郎マーケティング本部長)と、シェア首位を目指す構え。12年は、シェア25%程度に相当する300万ケース(1ケース=大瓶20本換算)を販売し、劣勢を一気に挽回したい考えだ。
350ミリリットル缶入りで、実勢価格は143円程度。
【国内】
「警察庁、改善申し入れ・110番 スマホ3社、位置情報表示されず」
GPS(衛星利用測位システム)機能が搭載された携帯電話からの110番通報を受理する際、全国の警察本部の通信指令室にある地図画面上に位置情報が表示されるが、NTTドコモをはじめとした3社のスマートフォン(高機能携帯電話)の位置情報については表示されない状態となっていることが9日、警察庁への取材で分かった。
固定電話と異なり、携帯電話の場合には緊急時に即応できない可能性もあり、警察庁は同様に緊急通報を扱う総務省消防庁、海上保安庁とともに、携帯電話事業者に改善を申し入れている。
警察庁によると、3庁は平成18年10月、事業者4社(NTTドコモ、KDDI=au、ソフトバンク、イー・アクセス=イー・モバイル)との間で、GPS機能が搭載された携帯電話の位置情報の提供を受けることで合意。警察の場合、19年4月から警視庁や大阪府警など一部の警察本部で位置情報を表示できるシステムの運用を開始し、23年2月に全国の警察本部で同様の態勢が整った。
しかし、この間の22年12月になって、一般の携帯電話では通信指令室の受付台にある地図画面上に表示される位置情報が、OS(基本ソフト)の特殊性などからスマートフォンについては表示されないことが警察庁の調査で判明。消防や海保でも同様の不具合が生じていたことから、23年2月に3庁合同で4社に対して改善を要望した。
【経済】
「東電・観光の風評被害、千葉の太平洋岸も対象に」
東京電力は、福島第一原発事故の損害賠償で、千葉県の太平洋沿岸16市町村の観光業が受けた風評被害を賠償対象に加えることを決め、請求の受け付けを始めた。
東電はこれまで観光業の賠償対象を、政府の指針に基づいて福島、茨城、栃木、群馬の4県に限定。その他の地域は、外国人宿泊客が減った分の賠償だけを認めていた。しかし、海水浴客などが大きく減った千葉県からも賠償を求める声が強く、対象を広げた。
賠償基準は4県と同じ。減収の原因は、原発事故以外の地震や津波の影響もあるとして、実際の減収額から一定割合を差し引いて賠償額を決める。差し引く割合は「昨年の3~5月分の20%」か「昨年の3~8月分の10%」を選択でき、それ以降は減収分の全額が対象となる。問い合わせは東電の福島原子力補償相談室(0120-926-404)へ。
4社のうち、KDDIでは改善が進められて位置情報を送信するスマートフォンの機種が増えつつある一方で、NTTドコモをはじめとした他の3社では対応が遅れるなどしていることから、3庁で改善を急ぐよう求めている。
それでは本日も一日よろしくお願いします。