おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「「僕はバルサで作られた人間」メッシが生涯バルセロナ宣言」
バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、キャリアをバルセロナ一筋で終えたいという希望を明かした。スペイン紙『マルカ』が報じている。
メッシはバルセロナでプレーする現状に、「僕は世界一のクラブにいるよ。バルセロナと同じくらい僕を満たしてくれるようなチームは、他にはないんだ」とコメント。充実感を口にするとともに、「永遠にないことを願うけど、クラブが僕に飽きるまで、ここにいたいんだ。僕はラ・マシア(下部組織)で育ち、バルサで作られた人間なんだよ」と語った。
また、バルセロナを指揮するジョゼップ・グアルディオラ監督の手腕にも触れ、絶大な信頼を寄せていることも明かした。
「監督は、誰よりもクラブを知っているよ。彼はボールボーイであったし、選手になり、今は監督だよ。非常に頭脳明晰で、常に何をすべきかも、それぞれの選手達の扱い方もわかっている。優秀なモチベーターでもあるし、非常に心地よく感じられるよ」
メッシは、1月9日に発表される2011FIFAバロンドール(年間最優秀選手賞)の最終候補3名に選出。受賞を果たせば、元フランス代表MFのミシェル・プラティニ氏以来の3年連続の受賞(2009年はバロンドール)の快挙達成となる。
【経済】
「2014年から米工場で日産がベンツのエンジン生産」
日産自動車は8日、米国のデカード工場(テネシー州)で、独自動車大手ダイムラーが開発した4気筒エンジンを2014年から生産すると発表した。エンジンは両社の主力高級車に搭載する。日産と仏ルノー連合は10年にダイムラーと提携、高級車の車台共通化などを決めている。さらに日産がダイムラーのエンジン生産に乗り出すことで、提携関係を一層深める。
日産が生産するエンジンは最大で年25万基。ダイムラーが米アラバマ州で生産するメルセデス・ベンツの「Cクラス」のほか、日産の高級車ブランド「インフィニティ」に搭載する。
インフィニティには6気筒と8気筒があり、4気筒は初めて。ダイムラーのエンジンを使って開発費負担を減らす。日産はダイムラーからエンジン供給を受けることを決めていたが、今回はさらに踏み込んで生産を引き受けることにした。
一方のダイムラーは北米でエンジンを生産しておらず、日産の米工場に任せることで、投資を抑制することなどを狙う。
日産・ルノー連合とダイムラーの提携では、14年以降の次世代車開発や電気自動車関連部品の相互供給などでも合意している。
【経済】
「王者復活の決め手はクリスマス商戦は3DS圧勝」
任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」に、発売直後のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新型携帯ゲーム機「プレイステーション(PS)ヴィータ」が挑む形となった平成23年のクリスマス商戦。キラーコンテンツとなる人気ソフトを発売した3DSが商戦を制したが、「PSヴィータのソフトがそろう春こそが本番」との声もあり、両製品の覇権争いが国内ゲーム機市場の回復につながるか注目される。
ゲーム雑誌会社エンターブレインによると、昨年末のPSヴィータの国内販売台数は40万2千台(平成23年12月17日~25日)に対し、3DSは約51万台(同19日~25日)を売り上げ、国内累計で400万台に到達した。300万台を突破してからわずか2週間で100万台を上積みするという驚異的な伸びをみせた。
3DSは23年2月の発売以来、人気ソフトが少なく売り上げ台数の低迷が続いた。しかし、11月以降に発売した「スーパーマリオ3Dランド」と「マリオカート7」、「モンスターハンター3(トライ)G」(カプコン)の3タイトルが各100万本出荷を達成。まさにキラーコンテンツとなり3DSの販売拡大を牽引(けんいん)した。今春に向けてさらに人気ソフトの発売が予定されているが、この3DS快走に懐疑的な声もある。
大阪市内の家電量販店の担当者は「3DSの最大の特徴である3次元映像(3D)機能ではなく、人気ゲームというカンフル剤の効果が大きい」と指摘。店内でも3D機能を使わずに遊んでいる人も多く、3DSを所有する男子高校生(18)は「必要ないので、遊ぶときは3D機能を切っている」と手厳しい。
こうした「3D機能不要論」に対し、ゲームソフト会社の首脳は「業界的にも3D機能をどう使いこなすのか模索段階にある」と認める。一方で「開発が2年目となる春以降は、3DSの機能を生かせるゲームが出てくる」と明かす。
本領を発揮していないのはPSヴィータも同じ。ウリの高精細映像や通信機能などを十分に発揮できるソフトはまだ少ない。クリスマス商戦での購入動機は新型機への興味が中心だったようで、エンターブレインの浜村弘一社長は「PSヴィータ向けのゲームや通信サービスが充実する春以降が本当の勝負となる」と話す。
その上で「(ソニーは)PSヴィータを上級機、従来のPSポータブル(PSP)を普及機と設定している」と分析。従来のPSPユーザーを囲い込み、スマートフォン(高機能携帯電話)などで楽しめるソーシャルゲームなどへの流出を阻止する狙いもあるとみられる。
ゲーム機業界では新型機を発売するたびに、従来機のソフトが遊べないという互換性の問題が起き、ユーザー離れを引き起こした歴史がある。なかでもPSPは、全世界で累計販売台数7千万台以上、任天堂の従来機「ニンテンドーDS」は同1億4千万台以上を販売。この巨大な“財産”の散逸を防ぐため、両社では従来機との一定の互換性を担保する以外にも、それぞれ手を打っている。
PSPについては、PSヴィータの発売後も「業界慣例としては異例」(浜村社長)となるテレビCMを継続。任天堂は昨年8月、3DSを1万円値下げしてDSシリーズに近い1万5千円とし、買い替え時の乗り換え需要を後押しした。
エンターブレインの調べによると、ハード・ソフトを含めた国内家庭用ゲーム市場は平成19年の6886億円から右肩下がりで、23年には4543億円まで落ち込み、いまや「冬の時代」に突入している。
3DSの3次元映像機能とPSヴィータの通信機能。それぞれの本領が発揮がされたとき、ゲーム市場に再び活気が戻ってくるのか、注目される。
それでは本日も一日よろしくお願いします。