おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「ヨコハマ、独ADAC GTマスターズのタイヤサプライヤーへ」
世界各国で行われているGT3規定の選手権の中でも、最も参加台数も多く盛況の選手権のひとつであるドイツのADAC GTマスターズ。そのシリーズの2012年のタイヤサプライヤーに、横浜ゴムが決定した。
ヨコハマは2006年からWTCC世界ツーリングカー選手権にワンメイクタイヤ供給をスタートしており、今回の供給計画はそれに続くものになりそうだ。今季までのADAC GT マスターズはミシュランのワンメイクレースであり、来年もそう続くだろうという見方が業界でもあったため、ドイツのモータースポーツ界も驚く決定となった。
ヨーロッパではGT3=ミシュランという理想的な形式が成り立っていただけに、来年からのヨコハマタイヤの評判が気になるところ。同時にヨコハマは、秋頃からドイツの名門チームへGT3のチームサポートを持ちかけていると言われており、データ収集や開発も含めて、本格的にGTレースへ参入すると考えられている。
ヨコハマはFIA GTやブランパンシリーズへの参入をも目標としていると噂されているが、そのためにも、最も参加台数のあるADAC GTマスターズで、まずはクオリティを証明することが良いプラットフォームにもなるだろう。
毎戦参加台数が40台前後、そして全レースがテレビで生中継されるADAC GTマスターズは、元F1やDTMドライバー、現役のドイツのワークスドライバーなどからジェントルマンドライバーまで幅広い参加層や多くの車種が魅力的なレースだ。
来年はさらにマクラーレンMP4-12CやニッサンGT-Rなどの新車種のデビューが予想されることから、ますますの盛況が予想される。2012年は4月のオッシャースレーベンを皮切りに、隣国のオランダやオーストリアでのレースを含めた16レースが予定されている。
【経済】
「石油元売り4社、SSのEV充電ビジネスで共同実験」
出光興産、コスモ石油、JX日鉱日石エネルギー、昭和シェル石油の石油元売り4社は、2012年1月中旬から3月末まで、サービスステーション(SS)での電気自動車(EV)向け充電ビジネスモデルに関する共同実証実験を開始。
経済産業省資源エネルギー庁の補助事業に4社共同で採択された。
4社は、1月中旬から順次それぞれ独自に、会員制(有償)の急速充電を含むEV向けサービス事業を試験的に開始する。実証実験では、これに併せ、首都圏における4社合計で1月時点で約30か所のSSが共通のロゴマークを掲示した「EVサービスステーション・ネットワーク」を形成、各社の会員ユーザーの相互乗り入れを行い、SSでの充電ビジネスモデルの確立に向けて共同で取り組む。
各社の会員は、会員カードの相互認証により、ネットワーク参加SSで急速充電サービスを受けることが可能となる。また、共通ウェブサイトによる充電器の位置・満空情報の提供、メールによる充電完了通知などのサービスも利用できる。
4社のノウハウを結集して実証実験を通じ「次世代のSSづくり」「SSのさらなる利便性向上」に取り組む。
【テクノロジー】
「ソニー、Samsung との液晶パネル製造の合弁関係を解消」
ソニーは、韓国 Samsung Electronics との合弁会社で液晶パネル製造を手がける韓国 S-LCD について、合弁関係を解消し、Samsung の100%子会社とすると発表した。これに伴いソニーは、液晶パネル供給を Samsung から受ける新たな契約を締結した。
S-LCD は、テレビ向けの大型液晶パネルをソニーおよび Samsung に供給する目的で2004年4月に設立。資本金は3.3兆ウォン(記事執筆時点の為替レートで約2,200億円)。出資比率は、Samsung が50%+1株、ソニーが50%-1株。今回の合併解消は、Samsung がソニーの保有する全 S-LCD 株式を現金約1.08兆ウォン(同約700億円)で取得して行う予定。
新たに結んだ液晶パネル取引に関する契約については、詳細を明らかにしていない。ただしソニーは、「両社が引き続き液晶パネル分野で技術協力を行うことも意図されています」と説明している。
それでは本日も一日よろしくお願いします。