『本日のニュース』

おはようございます。WEB担当の久保田です。

本日のニュースです。

【サイエンス】

すばる望遠鏡、最も遠い銀河を観測


国立天文台は15日、アメリカ・ハワイ島マウナケアにある大型望遠鏡「すばる」が、最も遠い銀河の観測に成功したと発表した。宇宙誕生の仕組みを知る上で、重要な手掛かりとなりそうだ。

今回、すばるなどが観測したのは、地球から129億1000万光年離れた銀河で、今年4月にヨーロッパのグループが発見した銀河の記録を1000万光年、上回った。 国立天文台ハワイ観測所・藤原英明博士は「宇宙の『夜明け』が、どういう状態でいつだったのかを探るために、遠くの銀河を研究するのは大事」と話す。 宇宙誕生の「ビッグバン」は約137億年前とされていて、こうした宇宙が生まれて間もない頃の銀河の発見は、宇宙の進化を研究する上で重要な手掛かりとなる。

また、日本やアメリカ、カナダなど5か国は、銀河をさらに細かく見ることができる超巨大望遠鏡の建設を計画している。 藤原博士によると、「各国の得意な技術を結集して、より良い望遠鏡を作ろうというのが国際協力の目的」という。 今後、地球のように、生命が生存するために適した環境を持つ「第2の地球」の観測も積極的に進める方針。

【地方】

消える昭和の鉄道


久留里線(木更津―上総亀山間)で半世紀近く運行され、全国から鉄道ファンを集めてきた「キハ30形」など3種類のディーゼル車が引退することになった。JR東日本千葉支社が15日、来秋から2013年春までに新型車両に入れ替える方針を明らかにした。昭和の千葉を代表する鉄道車両がまたひとつ姿を消す。

昨年から今年にかけて県内では、「スカ色」の愛称で親しまれた青とクリーム色の「113系」や新京成電鉄で約40年間活躍した「800系」など、昭和から活躍してきた鉄道車両の引退が相次いでいる。

久留里線は木更津―上総亀山(君津市)間の約32キロを結び、来年12月に開業から100周年を迎える。県内のJR線では唯一、電化されていない。

【エコロジー】

江東区ソーラーカー、次のレースで表彰台狙う


東京都江東区は「エコプロダクツ2011」にソーラーカー『えこっくる002号』を出品した。この車は山崎孝明区長が音頭を取って、未来の社会を担う子どもたちが最先端の科学技術を学ぶ環境学習プログラムの一環として製作された。

「ソーラーカーチャレンジ計画」という名のもと、区内の小中高生を公募し、区民、区内企業、大学などの協力を得てプロジェクトがスタート。「1からソーラーカーをつくりあげたので、非常にいい経験になりました」と中学3年生の塚原宏太君は話す。 3年がかりで完成したソーラーカーは、全長3500mm、全幅1500mm、全高950mmで、車両重量は80kg(除バッテリー)。

ソーラーパネルは特別な競技用に開発された単結晶シリコン太陽電池が12枚、最大出力は39.8W。車輪は3輪で、後1輪駆動だ。 今年8月には鈴鹿サーキットで開催されたソーラーカーレースに出場。見事に完走し、成績は総合10位、クラス5位の成績だった。そのレースで塚原君はエネルギー管理を担当し、「1周ごとに消費量をパソコンで計算しながら、完走できるようにドライバーに指示を出した」そうだ。しかも、指示は非常に的確だったようで、ゴールしたときはエネルギー残量がほとんどゼロだったという。

「さらに車の改良を行い、ドライバーを育成して、来年は表彰台を狙いたい」と塚原君は熱く話す。夢はオーストラリアで開催されるソーラーカーレースへの出場だそうだ。

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