『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【スポーツ】

ロッテが獲得調査 西村監督も強い関心

ロッテが、今季限りで阪神を戦力外となった下柳剛投手(43)の獲得に向けて、調査を行っていることが2日、分かった。下柳は11月24日に行われた12球団合同トライアウトに参加したが、現状では進路は未定。がむしゃらに現役続行を追い求める43歳左腕に、光が差した。

虎投を支えたベテラン左腕に、現役続行へひと筋の光が差した。再びユニホームを着てマウンドに立つことを約束し、阪神を去った下柳に、ロッテが獲得に向けて調査を進めていることが明らかになったのだ。

今季最下位に沈んだロッテは、先発左腕が今オフの補強ポイントの1つだ。今季、先発ローテを守った左腕はエース成瀬だけ。このためドラフトでは1位で藤岡(東洋大)、2位で中後(近大)の左腕を獲得した。即戦力を期待するとはいえ、未知数な部分はぬぐえない。そこで白羽の矢が立ったのが通算129勝、経験豊富な下柳だ。11月24日に行われた12球団合同トライアウトでは、西村監督自ら視察。いまだ衰えぬ熟練した投球術を披露した左腕に、強い関心を抱いていたようだ。
期待されるのは投球だけではない。妥協を許さないストイックな練習ぶりなどは、若手の多い投手陣にとっては良きお手本となる。そうした精神的支柱としての期待も含め、獲得を検討しているようだ。

下柳がパ・リーグに復帰すれば、日本ハムに在籍した02年以来、10年ぶりとなる。最大の武器は、その熟練した投球術と、豊富な経験だ。特に03年の阪神移籍後は、先発ローテーションの一角を担ってきた。05年からは4年連続で2桁勝利もマークし、07年には開幕投手も務めた。ただ、43歳になった今季は、わずか6試合の登板で0勝2敗に終わり、6月以降は2軍暮らしが続き、オフに戦力外通告を受けたが、現役続行への強い意志を示していた。

現時点で、ロッテの支配下登録選手は65人。今後、外国人を2人、巨人からFA宣言した大村を獲得した場合を考慮し、育成枠での契約も視野に入れているもよう。ただし、実績十分のベテラン左腕は、シーズン中の支配下登録の可能性は十分にある。
下柳については横浜DeNAで監督就任が確実となった工藤公康氏も興味を示している。来季44歳を迎えるベテランの周辺が騒がしくなってきた。

【経済】

グーグル、ネット通販向け配送受付サービス導入へ

インターネット検索最大手のグーグルは、ネット通販最大手のアマゾンに対抗して、ネット通販業者向けの配送受付サービスに参入する計画で、そのための交渉を小売業者や配送業者と行っている。関係筋が明らかにした。

消費者は、このサービスを導入した小売業者のウェブサイトで商品を購入すると、無料で1両日中に受領できることになる。
関係筋によれば、グーグルが商品の配送サービス受け付けに乗り出すのは、アマゾンが近年プライムと名付けた配送サービスで売り上げを伸ばしていることへの対抗措置。プライムでは、年会費79ドルを支払うとサイトから注文した商品を1両日中に受け取れる。
プライムの成功を受けて、グーグルではなくアマゾンで直接商品を検索する人が増えており、アマゾンを通さずにネットに出店している小売業者にとっては脅威となっている。関係筋によると、多くの小売業者がグーグルと配送受付サービス契約を取り交わすことに関心を示している。

グーグルの計画では、買い物客を小売業者のウェブサイトに案内する既存の商品検索機能と配送サービスを融合させ、客は購入したい商品について小売業者側に在庫があるか、即日受領できるかどうかが分かる。
また客が小売業者のウェブサイトで発注すると、グーグルのシステムが働き、即日渡しか翌日渡しかのオプションが提示される。グーグルが消費者に直接商品を販売するわけではない。

グーグルはまた、商品配送のためユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)など宅配業者とも提携する。サンフランシスコのベイエリアでパイロットテストに着手し、来年中にサービスを開始する計画という。
このサービスに関わるとされる各社からのコメント得られていない。

【サイエンス】

感染に気づかず菌を撒き散らすことも多いマイコプラズマ肺炎

いま、全国的にマイコプラズマ肺炎が大流行している。国立感染症研究所の全国約500の医療機関の報告によれば、11月第2週の平均患者数は、1医療機関当たり1.25人。この10年間で、もっとも多かった0.72人を大幅に上回っている。
この病気の怖いところは、感染していてもなかなか気づかないところ。マイコプラズマ肺炎になった小学3年生の女児の母親が話す。
「咳と熱が出たので近所の小児科で受診したら、単なる風邪だと診断され、風邪薬を処方してもらったんです。でも、数日経っても熱は37℃台後半のままでした。これはおかしいと思って、別の病院へ行き、きちんと検査してもらったらマイコプラズマ肺炎と診断されました。
マイコプラズマ肺炎用の抗生物質を投与してもらい、2日後には平熱に戻って、痰が絡むような咳もなくなりました」

潜伏期間は1~2週間で、症状は、発熱、咳、痰、呼吸困難と風邪に非常に似ているために、通常の風邪薬を処方され、回復が遅れる人も多く、重症化するケースもあるという。日本マイコプラズマ学会・神谷茂理事長がこう説明する。
「咳やくしゃみ、会話などからマイコプラズマ菌が空気中に浮遊し、それを吸い込んで感染するケースがほとんどです」
つまり日常生活の中で、感染していることに気づかずに、職場や学校で菌をまき散らしている人も多いというわけだ。ならば、見えない菌にどうやって対処すればよいのか。
「うがい、手洗いがいちばんです。人込みの中ではマスクをするのも大切です。また規則正しく食事と睡眠をとってストレスをかけないことも重要です。これは全て免疫抵抗力を高めてくれますから。感染してしまった場合は、マクロライド系の抗生物質がよく効きます。薬の選択を誤ると非常に難治性の肺炎になりやすいので気をつけなければなりません」

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