おはようございます。コールセンターの片倉です。
本日のニュースです。
【文化】
「北斎の肉筆画を墨田区が購入へ 費用は1億5千万円」
江戸後期の浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)の肉筆画「隅田川両岸景色図巻」を購入する、と東京都墨田区が昨日4日発表いたしました。北斎壮年期の傑作とされながら、所在が100年以上不明だったものです。
図巻は縦28・5センチ、横633・5センチで、北斎作品では最長とのことです。両国橋付近からの隅田川上流や吉原の風俗が描写された1805年の作で、今の墨田区生まれの北斎が知人に頼まれて描いたことが落款でわかるそうです。
区によると、図巻は1902年にフランスの競売場で売却されて以降は不明となり、2008年に英国での競売に出されていたそうです。その後、国内の画商が保有しているという情報を区がつかみ、この画商から購入することになったとのことです。専門家は「画質が高くて保存状態が良い。北斎作品では世界で何本かの指に入る」と評価しています。
購入費用は約1億4900万円で、墨田区が来年秋にも開館する「すみだ北斎美術館」で公開予定となります。
【テクノロジー】
「PS4で遊べる仮想現実HMD “Project Morpheus” に新型試作機」
ソニー・コンピュータエンタテインメントは3月4日、プレイステーション 4(PS4)に接続できる仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Project Morpheus」の新型試作機を開発したと発表いたしました。ディスプレイを液晶から有機ELに代えたほか、120fpsの映像表示に対応するなどの改良を加え、2016年上半期中の商品化を目指し、開発を進めています。
Project Morpheusは昨年3月に発表、ゲームの仮想世界の中に入り込んでいるかのような体験を実現するHMDで、試作機をゲーム開発用に提供してきたほか、「東京ゲームショウ2014」に出展するなどしてフィードバックを得てきています。
新型試作機のヘッドセットのディスプレイは、従来機の5インチの液晶に代わり、5.7インチ(解像度1920×1080ピクセル/左右それぞれに960×1080ピクセルの映像を表示)の有機ELディスプレイとなり、視野角を向上させ、映像の残像感やブレを低減させています。
ヘッドセットに搭載するLEDは6つから9つに増やし、ユーザーの頭部の位置をさらに正確に検知し、検知した頭部の動きを映像に反映するまでの遅延時間も短縮しています。一本のバンドだけで頭部に固定する構造にし、より簡単に着脱可能になり、部品構造の見直しと最適化を図ることで軽量化も図っています。
ゲーム開発者は、新型試作機を用いて対応タイトルの開発が可能となっています。60fpsのゲームを120fpsで出力するためのSDKも提供するため、従来機で開発していたコンテンツも新型試作機で引き続き開発できるそうです。
【イベント】
「梅まつりに合わせ”亀戸フェスティバル”-街を挙げて開催へ」
亀戸文化センター(江東区亀戸2)をはじめ8カ所の会場で3月8日、「亀戸フェスティバル」が開催されます。主催は江東区文化コミュニティ財団で今回が3回目となります。
各会場では、それぞれ趣向を凝らしたイベントやスタンプラリーなどをはじめ、パレード、「KOTO街角アーティスト」のパフォーマンス、ご当地ヒーロー「カメイダー」ショー、人力車無料乗車体験、下町朝市など、地域の人々や団体によるさまざまな催しが繰り広げられます。
同日、歩行者天国になる「亀戸十三間通り」ではパフォーマンスのほか、地元子ども会の協力で「いたずら大好き!道路にチョークでお絵かき」も行われます。指定された範囲内であれば道路に自由に絵が描けることから、例年人気を集めています。「普段はできないことを多くの子どもに楽しんでもらいたい」と同財団の山下忠洋さんは話しています。そのほか、各会場では地元の子どもたちが演劇や三味線・パレード・合唱などで盛り上げるそうです。
同文化センターでは「東北復興支援イベント」を開催、物産品販売や展示、コンサートなどを行い、岩手県の郷土芸能「金津流横浜獅子踊り」も披露する予定です。他に、亀のマスコット作りやマグネットを使った貯金箱、本のしおり作りなど、子どもから高齢者まで参加できる企画を用意しています。
前夜祭として7日、「カメリアプラザ」のカメリアホールで「人情喜劇 亀戸駅裏旅館繁盛記2015」の公演を行います。お笑いコンビ「コント山口君と竹田君」の山口弘和さんが亀戸を歩き取材し、書き下ろした脚本による演劇で、地元の小学生をはじめ、公募で選ばれた区民も出演します。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。