おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「ダルとの一騎打ち僅差で制す・マー君、沢村賞初受賞!」
今年のセ・パ両リーグの先発完投型投手の中で、最も優れた投手を表彰する「沢村賞」の選考委員会(土橋正幸委員長=元ヤクルト、日本ハム監督)が14日、都内で行われ、楽天・田中将大投手(23)が初受賞。
同賞受賞者は「15勝以上の勝利数」「150以上の奪三振数」「200イニング以上の投球回数」など7つの基準を満たした投手を原則とし、田中は全7項目をクリア。日本ハムのダルビッシュ有投手(25)も同じく7項目をクリアし、選考委員会では2人受賞も検討された。土橋委員長は「田中とダルビッシュは甲乙つけがたいが、年度ナンバーワン投手(1人)ということで、僅差(きんさ)ではあるが田中君に決まりました」と話した。
田中は今季27試合に登板。19勝5敗の成績を挙げ、最多勝のほか、最優秀防御率(1・27)、最優秀投手(最高勝率=・792)のタイトルを獲得した。
同賞は、巨人軍エースとして活躍し、太平洋戦争で戦死した故沢村栄治投手の功績をたたえ、1947年に創設された。選考委員は土橋氏のほか堀内恒夫元巨人監督、元大洋(現横浜)投手の平松政次氏ら5人。
楽天・田中将大投手「僕の中では投手にとって一番名誉な賞。それを取れたのは今後の自信にもなる。ことしはやらなければいけない、という思いが強かったので、最後にこういう結果になってうれしい。ただ、もっと進化しないといけない」
土橋正幸委員長「沢村賞の重みを考え、ナンバーワンの1人を決めた。競馬で言ったら写真判定。それも拡大しないと差が出ないくらい」
堀内恒夫氏「沢村賞は重い賞で、日本のベストワンの投手を選ぶべきだ。ダルビッシュ君も良かったが、今年は田中君にベストワンの称号を与えたいと思った」
平松政次氏「成績は甲乙付けがたい。だから印象度はどうだろうと考えた時、豪腕の姿はダルビッシュの方がやや上回るかなと。ダルビッシュは惜しかった」
村田兆治氏「ことしほど甲乙付けがたい年はなかった。田中は19勝を挙げ、最後まで投げ抜いた。完投数も多く、完投して勝つという決定的な実力があった」
北別府学氏「自分の経験から言えば、防御率1点台の前半で(ダルビッシュに)0・17の差をつけたのはなかなか難しいこと。最近の野球で14完投はまれだ」
【サイエンス】
「腹びれイルカで骨撮影・「後ろ脚」を初確認」
和歌山県太地町で2006年に捕獲された「腹びれ」を持つ極めて珍しいイルカについて、東京海洋大などの研究チームは14日、腹びれをエックス線撮影した結果、内部に指などの骨を確認したと発表した。
進化の過程で失ったはずの「後ろ脚」とみられ、米フロリダ州で開かれる国際海産哺乳類学会で28日に発表する。
鯨類に属するクジラやイルカは5000万~3000万年前まで陸上で生活しており、後ろ脚があった。腹びれの科学的調査は世界初で、同大の加藤秀弘教授は「後ろ脚がなぜ消えたかという謎に迫るチャンス。進化過程の解明につながる可能性がある」と話しています。