おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニューです。
【スポーツ】
「会心の一撃にガッツポーズ!」
(クライマックスシリーズ・パ ファイナルS第1戦、ソフトバンク4-2西武、ソフトバンク2勝、3日、ヤフードーム)総立ちのスタンドは笑顔満開、拍手全開。この日、一番の興奮を独り占めしたのは内川。三回、重い空気を一掃したヒーローは渾身(こんしん)のガッツポーズを繰り返した。
「とにかく気持ちが入ってました。『先制点は俺が取るんだ!』っていう気持ちで試合にのぞんでいました」
三回二死一、三塁で帆足の外角直球を右翼線へ。ジャンプする右翼・佐藤の上を越えた。2者をかえして待望の先制点。三塁へ到達すると、歓喜の一塁ベンチに向かって拳で何度も応えた。
一回、二回と続けて無死二塁で得点を奪えず、不安に包まれる寸前だった。移籍1年目で史上2人目の両リーグ首位打者となった男はまさに救世主。大舞台でもひと振りで球場の空気を変えた。
「特別なもの」と語ったポストシーズンはプロ11年目で初体験。優勝争いをしたいという一心で横浜からFAで移籍した男が大舞台で躍動し、チームを勝利に導いた。
【経済】
「上海航路・14年ぶりに復活」
長崎市と中国・上海市を結ぶ国際航路が、14年ぶりに復活し、長崎県関係者ら約200人を乗せた貨客船「オーシャン・ローズ」(3万412トン)が長崎港を出発した。
運航するのは、同県佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)の子会社・HTBクルーズ。今回は1往復の試験運航で、2012年1月下旬から週2往復の定期便化を目指す。片道22時間以上かかる予定で、最も安い運賃は食費込みで1万円程度になる見通し。
船は3日午前10時15分頃出港し、4日午後1時(現地時間)に到着予定。出港に先立ち長崎港で行われたセレモニーで、HTBの沢田秀雄社長は「定期便化する来年は日中国交正常化40周年に当たる。友好の船にしてもらえればありがたい」とあいさつした。
【コンピュータ】
「ウイルス供用罪を初適用 44歳容疑者逮捕」
他人のウェブサイトにコンピューターウイルスを送信したとして栃木県警は、岡山市南区福浜町、自営業、富山崇容疑者(44)を不正指令電磁的記録(ウイルス)供用容疑で逮捕した。県警によると、サイバー犯罪取り締まりのため6月の刑法改正で新設されたウイルス供用罪の摘発は全国で初めてだ。
容疑は8月26日ごろ、栃木県栃木市藤岡町の無職男性(38)が管理運営するサイトのサーバーコンピューターに「ブラウザークラッシャー」と呼ばれるウイルスを送信。パソコンの画面にウェブページが大量に表示される状態に陥らせ、このサイトのチャット(コンピューターネットワーク上の会話)を利用不能にさせたとしている。
県警生活環境課によると、富山容疑者はこのチャットサイトを利用していたが、アクセス方法を巡りトラブルとなっていた。容疑を認めたうえ「チャットを攻撃するために自宅のパソコンでウイルスを作った」と供述しているといい、作成の経緯も調べる。
【ことば】不正指令電磁的記録供用罪
他人のパソコンにコンピューターウイルスを送信することを罰する罪。ウイルスを使った犯罪に対応するため6月に改正された刑法に盛り込まれ、7月施行された。改正によりウイルスの作成・送信・保管などが罪に問えるようになり、作成・送信は3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑。