おはようございます。コールセンターの片倉です。
本日のニュースです。
【話題】
「“ムーミン” ワイングラス傾けて 作者が来日時に落書き」
人気の童話「ムーミン」シリーズを創作したフィンランドの作家、トーベ・ヤンソンさん(1914~2001年)が1971年に来日した際に残した「落書き」が見つかりました。当時はヤンソンさんが児童文学から大人向け小説へと創作の場を移した時期で、ムーミンがお酒を飲む姿など、本シリーズにはない絵柄が描かれた貴重な資料とのことです。今年生誕100年を迎えた記念展で初公開されます。
この「落書き」は来日中の旅行に同行した当時の講談社の担当編集者、鈴木良平さん(75)がヤンソンさんから贈られ、自宅に保管していたものです。ヤンソンさんは、日本でテレビアニメの放映が始まった翌々年の71年5月に来日し、パートナーのトゥーリッキ・ピエティラさんと神奈川県箱根町や三重県鳥羽市を訪れています。
「落書き」は同市の鳥羽国際ホテルに宿泊時のもので、A3サイズほどの紙のランチョンマットに、ムーミンが「Sake」と書かれたボトルのお酒を飲む様子や、真珠の産地である鳥羽にちなみ、光り物が好きな「スニフ」が真珠のネックレスを作る絵柄などがインクで描かれています。
フィンランド在住のムーミン研究家、森下圭子さんは「日本では孤高の作家というイメージのあるヤンソンだが、気さくな一面があったことがよくわかる資料」と話しています。
「落書き」が公開される「MOOMIN!ムーミン展」は、東京・銀座の松屋銀座で16日から5月6日まで、大阪など全国9カ所を巡回する予定です。
【イベント】
「船橋駅前、市公認の路上ライブ」
地元ミュージシャンらに街角で演奏する場を提供する船橋市の「まちかど音楽ステージ」が11日から始まりました。毎週金曜の午後5~8時半、京成船橋駅と船橋フェイスビルをつなぐ連絡デッキが、市公認の路上ライブ会場となります。
初日は船橋在住で元劇団四季の歌手、横洲かおるさんや、ご当地アイドル「F●(ハート)ACE001」らが出演し、門出を祝いました。
地域に根ざしたミュージシャンを支援しながら音楽で街角ににぎわいを生み出すのが狙いとのことです。路上で演奏する場合、本来は市や県などの道路管理者と警察に申請する必要がありますが、「まちかど音楽ステージ」では、市への申し込みだけでとなります。
【話題】
「“龍馬の手紙” 鑑定額は1500万円 NHKの番組で発表」
NHKの情報バラエティー番組「突撃!アッとホーム」のロケで発見された坂本龍馬が暗殺される直前に書いた書簡「越行の記」の草稿とみられる文書の鑑定額が1500万円だったことが、12日放送の同番組で発表されました。
文書は、東京都国立市の主婦の父が約30年前に古物商から1000円程度で購入したもので、主婦宅のちゃぶ台の下に置きっぱなしになっていたものです。古書店・安土堂書店の八木正自さんが番組に登場し、「新発見の手紙」「天下国家を論じた優れた内容」「桂小五郎(木戸孝允)が持っていた可能性がある」として鑑定額が1500万円であることを発表いたしました。番組のMCを務めるお笑いコンビ「さまぁ~ず」の三村マサカズさんは「何百万円かと思った……」と鑑定額に驚いた様子を見せていました。
龍馬直筆の手紙は2010年以来、約4年ぶりの発見で、文書は739字にもおよぶものです。土佐藩の後藤象二郎に宛てた文書で、大政奉還後の新政府の財政担当者として福井藩士の三岡八郎(後の由利公正)を推す内容のものです。龍馬が暗殺される近江屋事件直前の慶応3年11月5~15日(1867年11月30日~12月10日)に書かれたものとのことです。
龍馬が大政奉還後、福井藩を訪れ、三岡と面会したことは以前から知られています。三岡は新政府の基本方針を示した「五箇条の御誓文」の起草に参画し、財政政策に携わった人物です。2人の会談は三岡の回顧録で明らかになっていましたが、龍馬が会談について記した資料が見つかったのは初めてのことです。高知県立坂本龍馬記念館、下関市立長府博物館、京都国立博物館の鑑定によって本物であることが分かったそうです。
番組「突撃!アッとホーム」は、全国の家族を取材し、笑えるエピソードを紹介する番組で、文書は3月にスタートした家族の思い出がつまった宝物を見せてもらう新コーナー「ファミリー トレジャー ハンティング」で発見されました。番組放送後、公式サイトで文書の全文を公開しています。文書は、高知県立坂本龍馬記念館に寄託され、近日中に一般公開される予定とのことです。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。