おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【話題】
「正倉院展、奈良国立博物館で29日開幕」
第63回正倉院展が29日、奈良市登大路町の奈良国立博物館で始まる。織田信長らが切り取ったとされ、「蘭奢待(らんじゃたい)」の名でも知られる香木「黄熟香(おうじゅくこう)」など62点が出展される。28日の内覧会では多くの人が見入っていた。最終日の11月14日まで無休。
香木を表に張り付けた小刀「沈香把鞘金銀荘刀子(じんこうのつかさやきんぎんそうのとうす)」や練った香の粉を塗り込んだ容器「沈香末塗経筒(じんこうまつぬりのきょうづつ)」など香りにまつわる品々のほか、宝石や唐草文の金具をあしらった名刀「金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち)」、聖武(しょうむ)天皇(701~56)が着用した「七条織成樹皮色袈裟(しちじょうしょくせいじゅひしょくのけさ)」もある。
【社会】
「福島初の「報知特選試写会」大盛況」
東北の映画ファンに話題作を紹介する「スポーツ報知特選試写会」が27日、福島・郡山市の郡山テアトルで行われた。「~頑張ろう福島」と題し、福島県内では第1回の開催となった。
上映作品は「マネーボール」(配給・ソニー・ピクチャーズ、11月11日公開)。米大リーグのオークランド・アスレチックスを独自の理論で、2000年から3年連続でプレーオフに導いた若きGM、ビリー・ビーンの実話を映画化した。ブラッド・ピット主演作とあって、平日にもかかわらず約170人の観客が訪れ、サクセスストーリーを楽しんだ。
【科学】
「イルカもかけ声で共同作業…ボール演技で確認」
長崎県佐世保市の水族館「海きらら」と常磐大(水戸市)の中原史生教授(43)(動物行動学)は、イルカがショーなどで共同作業を行う際、鳴き声を出してタイミングを合わせる習性があるとする実験結果を明らかにした。
鳴き声で個体を識別することは分かっていたが、「かけ声」としての役割が確認されたのは初めてという。11月下旬に米国・フロリダ州で始まる海棲かいせい哺乳類学会で実験結果を発表する。
同水族館では昨年12月から、ハンドウイルカのナミとニーハ(ともに雌、6歳)が、同時にジャンプし、ナミがくわえたボールを投げ、約8メートル離れたニーハが口で受け止める演技を披露している。 中原教授は、ナミが飛び上がる直前、水中で合図のような鳴き声を発していることに気づき、4~7月、プールに水中マイクを取り付けて鳴き声を録音、水上の2頭の動きを録画した。135回分の演技を分析した結果、うち48回はナミが飛び上がる直前に約1秒間、「ピュイッ」という声を出していた。その場合の成功率は50%で、鳴かなかった場合の18・4%を大幅に上回った。