おはようございます。コールセンターの片倉です。
本日のニュースです。
【エンターテイメント】
「タモリ最後まで涙流さず “ほっとした。来週には…”」
フジテレビ系「笑っていいとも!」が31日、32年の歴史に幕を下ろし、同日午後8時から「笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号」が生放送されました。タモリは途中、何度かサングラスの奥に光るものが見え、笑うフリをして、サングラスを外し、目頭を押さえる場面もありましたが、最後まで涙は流しませんでした。
正午からの通常番組と同じように、「明日も見てくれるかな?」の呼びかけで歴代レギュラー陣営が「いいとも!」と答える形で最後は明るくフィナーレを迎えました。
タモリはエンディングを前に番組の最後に、視聴者、歴代出演者、スタッフに向けてあいさつを行い長い歴史に幕をひきました。
【テクノロジー】
「EVの量産化目指す 慶大発ベンチャー」
電気自動車(EV)の普及を目指して慶応大教授らが設立したベンチャー企業「シムドライブ」(川崎市幸区)は31日、EVの試作車「シムハル」を公開し、試作車をベースにしたEVの量産化を目指して国内外の自動車メーカーと提携交渉を進める方針を明らかにいたしました。
シムハルは試作車の第4弾、モーターの小型軽量化に成功し、EVの課題とされる走行距離を、前回の試作車に比べて約2割アップの最大約400キロまで改善したものです。2人乗りで最高時速は180キロとなります。田嶋伸博社長は「いよいよ事業化の段階に入った。EVを量産して社会に普及させたい」と抱負を述べています。
【考古学】
「卑弥呼の墓?…箸墓古墳の謎で議論百出」
最古の大型前方後円墳として研究者の注目を集める奈良県桜井市の箸墓古墳(3世紀後半)に関する最新の調査・研究成果が16日、同市民会館で開かれたシンポジウムで発表されました。邪馬台国の女王・卑弥呼の墓と言われることも多い古墳を巡る議論は熱を帯び、約1200人が耳を傾けました。
箸墓古墳は、第7代孝霊天皇の皇女・倭迹迹日百襲姫命の墓として宮内庁が管理し、立ち入りを制限しています。昨年2月、日本考古学協会など15学会に対して初めて立ち入りを認めましたが許可したのは墳丘の下段までで、発掘などは許可していません。
会場では、同庁書陵部陵墓調査室の加藤一郎さんが、同庁の過去の調査で出土した埴輪はにわの形状などを再検討して図面で発表、円筒埴輪が登場する以前の特殊器台型埴輪の破片が見つかったことを踏まえ、「大型前方後円墳として、出土品からも最古といえる」と指摘しています。
興味深いのが、前方部の頂上で見つかったという古墳時代後期後半の須恵器とのことです。築造から300年以上過ぎても、古墳で祭祀さいしが行われていたことを示しています。ただ、同時期の出土品はほかにはほとんどないといい、「祭祀自体は、それほど大がかりではなかったのではないか」とみられています。
一方、箸墓古墳自体の評価についても意見が分かれています。白石太一郎・大阪府立近つ飛鳥博物館長は「初期ヤマト政権のシンボルとして造営されたのが前方後円墳で、その最初に、卑弥呼の墓を営んだのではないか」と指摘し、同古墳を「卑弥呼の墓」、その登場を、古墳時代の始まりとしています。
福永伸哉・大阪大教授も、ピラミッドを例に「飛躍的に大きな規模で突如、現れた箸墓古墳は、人類史的にみても大きな画期」と述べ、白石館長に同調しています。
これに対し、桜井市纒向学研究センターの寺沢薫所長は「箸墓古墳以上の画期が纒向遺跡の出現だ」と反論しています。纒向遺跡内にある、箸墓古墳より古い3世紀前半とされるホケノ山古墳や、纒向石塚古墳などの全長、後円部、前方部の長さがそれぞれ3対2対1の比率で整然と造られているとして、「纒向型の前方後円墳」と定義しています。
こうした纒向型が全国で見つかっていることから、寺沢さんは「纒向遺跡の中で生み出された前方後円墳が短期間で定型化したあと、巨大化したのが箸墓古墳だ」と述べ、纒向型で前方後円墳が成立したと強調し、箸墓古墳に葬られたのも卑弥呼ではなく、後継者の女王・台与とよらだった可能性があるとしています。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。