『本日のニュース』

おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。


【サイエンス】

火星を歩く宇宙服開発、”中世の騎士”参考


アルプスに囲まれた町にある「オーストリア宇宙フォーラム」の研究施設で、宇宙服の開発が進められています。

宇宙生物学者ゲルノット・グルーマー博士らが開発を進める宇宙服「アウーダX」は、火星という過酷な環境に対応するため、1万ものパーツからできています。重量は45キログラムで装着するのに3時間もかかるそうです。

グルーマー博士は、火星では生き延びること自体が厳しい「戦い」なので、中世の騎士が着ていた甲冑もデザインの参考にしたと話しています。

火星表面では秒速55メートルの強風が吹き荒れ、ガラス質の細かい砂が飛んでいます。大気は薄く、宇宙線をさえぎる力はほとんどなく、気温はマイナス130度まで下がります。

宇宙服の開発には米航空宇宙局(NASA)や米ノースダコタ大学など世界各地の研究所が取り組んでおり、どこも耐久性の向上に力を入れているとのことです。


【考古学】

市川市の雷下遺跡で最古の丸木舟発見 千葉


千葉県教育委員会は31日、市川市国分の雷下(かみなりした)遺跡で、縄文時代早期(約7500年前)の丸木舟が見つかったと発表いたしました。発掘調査を担当した公益財団法人「県教育振興財団」によると、縄文時代の丸木舟は全国で約160艘発見されていますが、今回発見されたものが最古のものとみられています。

同財団の担当者は「縄文時代早期は温暖化の影響で、海岸線が内陸へと移動していた。その時代に人々がどこに集落の拠点を置き、生活をしていたかを知る貴重な資料だ」と話しています。

丸木舟はムクノキで作られており、全長約7・2メートル、幅約0・5メート、一部は破損していましたが、ほぼ全形が判別できる形で発見されました。一緒に発見された土器や、丸木舟の破片を放射性炭素年代測定で調べた結果、約7500年前のものと判明したとのことです。

県教委は2月8日(土)午前11時から、同遺跡で見学会を開催する予定です。


【風物詩】

蒜山の銀世界 幻想的に…かまくら50基試験点灯


真庭市の蒜山高原・白樺の丘で2月1、2日に開かれる「ひるぜん雪恋まつり」(実行委主催)を前に31日夕、高さ3メートル前後の巨大かまくらと30~50センチのミニかまくら計約50基が試験点灯され、真っ白に染まった高原が幻想的な雰囲気に包み込まれたそうです。

巨大かまくらは昨冬、かまくらの本場・秋田県横手市の専門家に作り方を教わった地元の若者らを中心に、延べ約200人が27日から製作したものです。ショベルカーで積み上げた雪を踏み固め、側面をスコップでたたいて外観を形作った後、内部をくりぬいて仕上げたそうです。

中には、まつりのタイトルにふさわしく、「カップルの恋が成就するように」と入り口をハート形にかたどったものも登場して話題になっています。またミニかまくらは雪を詰めたバケツなどをひっくり返して作ったとのことです。

試験点灯は、「かまくらキャンドル」として両日夕方に行うイベントに備えて実施したものです。巨大かまくらには発光ダイオード(LED)、ミニかまくらにはろうそくを入れ、午後5時過ぎに灯をともすと、ほんのりとした明かりが雪の上に浮かび上がりました。

まつりでは、かまくらの中でお汁粉を味わう体験などができるほか、初日夕は無料のミニコンサートも開く予定です。実行委の石賀久委員長は「雪の蒜山ならではのイベントを楽しんで」と話していました。


それでは本日も一日よろしくお願いいたします。

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