おはようございます。WEB担当の永田です。
本日のニュースです。
【美術】
「スイスでダビンチの肖像画発見か」
4日付イタリア主要紙コリエレ・デラ・セラなどは、同国の巨匠レオナルド・ダビンチが描いた新たな肖像画がスイス北部で見つかったと報じました。最終的な確認はされていないものの、鑑定した専門家は「弟子が加筆しているがダビンチの作品だということに疑問の余地はない」と述べました。
新たな作品とされるのは、イタリア北部のマントバ候妃イザベラ・デステを描いた油絵。ほぼ同じ構図で1500年前後に描かれた木炭画の習作がルーブル美術館に収蔵されていますが、彩色された絵は存在しないとみられていました。
スイス北部在住のイタリアの名家のコレクションの中から、数年前に発見されたようです。
【宇宙】
「小惑星に「Saku」命名」
長野県の佐久市は3日、火星と木星の間の軌道を回る小惑星に「Saku」の名前が付けられたと発表しました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設がある同市など全国6市町でつくる交流組織「銀河連邦」の25周年事業として昨年申請し、命名審査機関である国際天文学連合の小惑星センター(米国)に承認されたとのこと。
「Saku」と名付けられた小惑星は、NPO法人日本スペースガード協会(東京)が2001年に発見。宇宙をテーマにした交流事業を続けている銀河連邦の活動に賛同した同協会が、ほかに発見した五つの小惑星とともに、連邦加盟自治体の名前などで申請していました。
同協会の高橋典嗣理事長によると、「Saku」は直径約5キロ。天体の明るさを示す等級は17で、口径15センチ程度の望遠鏡で見ることができるといいます。現在は太陽の裏に入っているが、来年1月ごろには見やすくなるとのことです。
佐久市では09年、埼玉県のアマチュア天文家が発見した小惑星が、旧臼田町(現佐久市)にちなんだ「Usuda」の名で承認されていて、市関連の名前が星に付けられるのは2例目。市観光交流推進課は「市が掲げる『星のまち』や、銀河連邦の活動をさらにアピールするきっかけにしたい」と語っています。
【スポーツ・体操】
「新技命名に進歩の跡 世界体操」
6日までベルギーのアントワープで開催される体操の世界選手権で、男子の白井健三(神奈川・岸根高)が跳馬の新技「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を成功させたました、国際体操連盟は同じくこの技を決めた韓国選手の名と合わせ「シライヒフンキム」と命名しました。
技の名前に日本人の名前が付くことは珍しくなく、塚原光男が1972年ミュンヘン五輪の鉄棒で「後方2回宙返り1回ひねり」を決めて「ツカハラ」とし、「カサマツ」「ヤマシタ」「モリスエ」という技もあります。
体操の「採点規則」では、難しい技を初めて成功した選手をたたえ、その名を付けることがあります。明確な規定はありませんが、五輪、世界選手権といった主要大会での成功が条件のため、内村が国内大会で決めても「ウチムラ」とはなりませんでした。
今大会では、男女で約30の新技が申請され、白井はゆかでも「後方伸身宙返り4回ひねり」に自分の名前を付け、加藤凌平(順大)とオーストラリア代表で出場した塚原直也(朝日生命)もつり輪の新技が認められた。技の進歩は人間が限界に挑み続けてきた歴史となっています。日本体操協会の遠藤幸一常務理事は「器具の条件が良くなれば、さらなる新技が生まれるだろう」と期待しているそうです。
それでは本日も一日よろしくお願いいたします。