おはようございます。コールセンター片倉です。
本日のニュースです。
【医療】
「京大病院 がん病巣を追尾しピンポイント照射、世界発の治療法開発」
京都大病院(京都市)は20日、がんの病巣を追尾しながらピンポイントで放射線を照射できる新たな手法を世界で初めて開発し、肺がん治療を始めたと発表した。がん病巣は呼吸に伴って動く為、これまでは正確に照射できなかった。
同病院は平成12年から約10年かけて三菱重工業などと協力して放射線治療装置を開発。患者の呼吸と病巣の動きの関連を研究し、さまざまな症例から病巣の動き方の解析に成功、装置のプログラムに組み込んだ。その結果、装置の照射ヘッドの向きを病巣の位置に合わせて自動で変化させ、動く病巣をリアルタイムで狙うことが可能となったという。開発した同病院放射線治療科の平岡真寛教授は「正常な部位に放射線を照射しなくて済むので、患者の負担も減る。さまざまな病気に対応できるようにしたい。」と話している。
【サイエンス】
「太陽が2つ? スターウォーズが現実に。」
2つの太陽を持つ惑星が、米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡の観測データから見つかった。米カーネギー研究所などによる共同研究チームが、米科学誌サイエンスで発表した。このような惑星が発見されるのは今回が初めて。
この惑星「ケプラー16b」は木星と同じくらいの大きさと質量で、1億0460万キロ離れた2つの恒星の軌道を229日かけて一周する。地球からは200万光年離れており、生物は存在しないと見られている。このような2つの太陽を持つ惑星は、映画「スター ウォーズ」の主人公ルーク・スカイウォーカーの故郷、タトゥイーンを彷彿させるが、タトゥイーンが砂漠の惑星だったのに対し、ケプラー16bは地表温度がマイナス73℃~101℃のガス惑星だという。
【IT】
「ウィルコム 超小型PHSを発表」
ウィルコムは21日、PHSの新製品10機種を発表した。もっとも小型の「ストラップフォンWX03A」は縦7センチ、横3センチで重さは33グラム。小型タブレット菓子のケースとほぼ同じサイズ。メーカーのエイビット(東京都八王子)によるとテンキー付携帯電話で世界最小、最軽量という。
ディスプレーは約1インチの有機EL液晶、マイクロUSB端子を搭載し、赤外線通信に対応している。メールはウィルコム内のショートメッセージのみで、インターネットには接続できない。ウィルコムによると、スマートフォンや携帯電話のストラップとして付けられるサイズを考えたという。12月の発売予定で価格は未定。