【生活習慣情報】
「知らない品種は食べない」
毒キノコのツキヨタケを食べた男女計が嘔吐などの症状を訴え、山形県内で今年初めての毒キノコによる食中毒の被害が確認された。
これからキノコ採りのシーズンを迎えるが、食品安全衛生課は「知らないキノコは採取しないで」と呼びかけている。
同課によると、登山者が山形市内の山中で、食用キノコのヒラタケに似たキノコを採取。翌日にみそ汁にして食した方が嘔吐や下痢などの体調不良を訴えた。村山保健所が、残品を鑑定し「ツキヨタケ」と判明。同保健所は、ツキヨタケによる食中毒とだんていした。
県衛生研究所(山形市)によると、登山者らが食べたキノコは、色が白っぽく、茶色の外見が一般的なツキヨタケにあまり似ていなかったため、間違えてしまった可能性があるという。
ツキヨタケは食用のムキタケやシイタケなどと形が似ており、食べると腹痛や下痢などを引き起こします。
※毒キノコ対策について (県食品安全衛生課)
<1>知らないキノコは食べないこと。
<2>不安を感じたら、保健所などの専門機関に相談する。
<3>安易なおすそ分けはしない・・・などを挙げる。
同課は「万が一、毒キノコを食べたら、速やかに医療機関で診察してもらうことが大事。その際、医師が適切な処置が出来るように、食べたキノコの残りを一緒に持って来てほしい」と呼びかけている。