おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【数学】
「世界最大の素数を発見 1742万5170桁 米研究者」
1742万5170桁という、現時点で最大の素数を米セントラルミズーリ大学の研究者が見つけたと、世界各地のボランティアのコンピューターをつないで素数探しをするプロジェクト、GIMPSが発表いたしました。
素数は、1とその数自身でしか割り切れない2以上の自然数のことで、2、3、5、7、11、13、17……と続きます。無限に存在することは証明されていますが、どのように出現するのかは数学上の大きな謎です。
プロジェクトは「2を何乗かして1を引いた数」である整数(メルセンヌ数)から素数を見つける方法で、1996年から「最大の素数」探しを続けています。 今回見つかったのは「2を5788万5161乗し、1を引いた数」で、08年に発見された「2を4311万2609乗し、1を引いた数(1297万8189桁)」を更新しています。
【話題】
「三輪そうめん相場占い、今年は”安値”」
そうめん発祥の地と伝わる奈良県桜井市の大神神社(鈴木寛治宮司)で、特産の三輪そうめんの相場を占う「卜定祭ぼくじょうさい」が営まれました。
占いの結果、今年は「安値」となり、標準銘柄の「誉ほまれ」が1箱(18キロ入り)1万700円(卸値)で全国に出荷されるとのことです。
拝殿で、地元の県三輪素麺そうめん工業協同組合(寺田裕彦理事長)の生産者と販売業者ら約60人が、業績向上を祈願。続いて、上谷哲夫・権宮司が「高値」「中値」「安値」と書かれた約20の紙玉の中から、高値より200円安い安値を引き当てました。
境内では、地元の「そうめん踊り保存会」の女性らが、そうめん作りの所作を表す踊りを奉納しました。 担当者は「今冬はよく冷え込んだので出来は上々。おいしいそうめんを全国の皆さんに安く食べてもらいたい」と話しています。
【サイエンス】
「英国で“人造人間”公開 人工の手足や臓器備える」
ロンドン中心部の科学博物館で7日、人工の臓器や手足を備えた“人造人間”の一般公開が始まりました。「レックス」と名付けられ身長約2メートル、現在の科学技術で再現できる、さまざまな器官を世界各地から集め、ロボット研究家らが人間の形に組み立てたとのことです。
最新の人工臓器などの技術水準を紹介する英テレビ局のドキュメンタリー番組企画の一環で、要した費用は約100万ドル(約9300万円)と発表されています。
レックスは手足に加えて人工の膵臓や腎臓、気管を備えており、血液の役割を果たす液体が体内を巡るなど人工の循環器も組み込まれています。一方、脳のほか、胃や腸はなく食べ物を消化することはできないそうです。
公開初日の7日には、大勢の見物人に取り囲まれ、早速、人気者となっていたそうで、製作に携わった研究者の1人は「現在、世界で最も人間に近い人工物と言えるのではないか」と話しています。
それでは本日も一日、よろしくお願いいたします。