おはようございます。コールセンター片倉です。
本日のニュースです。
【環境】
「太陽光発電 栃木に1000キロワット」
栃木県で電力の自給自足を進めようと、県は1000キロワット以上の発電能力を持つ大規模な太陽光発電所「メガソーラー」の設置に向け本格的に動き出した。福島第一原発事故を機に、自然エネルギーの見直し機運が高まる中、法の整備や商社の動向などが現実味を帯びてきた事が背景にある。今月末までに候補地を公募し、今秋には候補地を決定、発電事業者を募る。
県地域温暖化対策課によると、菅直人首相が成立を目指す再生可能エネルギー固定価格買い取り法案などにより、民間事業者でも発電で利益を追求できる可能性がでてきた。そのため、従来の計画を前倒しして、本格的な実施を決めたという。
候補地の条件に付いては日照時間が長い▽おおむね2ヘクタール以上▽送電線などへの接続工事費が多額過ぎない▽20年以上使える▽土地利用制約がないことを満たしているものとしている。
【公募】
「青函連絡船、無料で」
9月末で閉館する「船の科学館」(東京都品川区)が、展示している青函連絡船の羊蹄丸(8311トン)の引き取り手を探している。閉館で維持費の捻出が難しくなるためで、無償で譲渡する。同館は「貴重な文化遺産。ゆかりのある自治体や法人にぜひ」と呼びかける。
羊蹄丸は、函館―青森を結んだ最後の連絡船で、青函トンネルの開通に伴い、1988年に引退した。後に船の科学館を運営する財団が引き取り、同館の別館として96年から一般公開していた。これまでに360万人が訪れたという。
船の科学館は建物の老朽化のため9月30日で閉館が決定。再開を目指しているが、時期は決まっていない。電気や水道代など年間3千万円の維持費がかかる羊蹄丸の管理も難しくなったため、希望者に無償で譲ることに決めた。エンジンは外されているが、海に浮かべることは出来る。運搬費用などは譲り受けた人が負担する。
【芸術】
「雨ニモマケズ 田んぼアートに」
千葉県館山市稲のJR内房線の付近に、東日本大震災の復興を願い、宮沢賢治の有名な詩をモチーフにした田んぼアートが浮かび上がっている。
4年前から田んぼアートに取り組む市民団体「稲村城稲の里体験倶楽部」が休耕田を使ってデザインした、縦30メートル、横40メートルの水田のキャンパスには文字の他、コシヒカリの青い苗で3人が肩を組んで笑う姿が描かれている。ヒマワリの花も添え、紫と黄色の古代米の苗で縁取った。
図案を考えた市民団体代表、今井義明さん(66)は震災後、オートバイで宮城県石巻市などに支援物資を輸送。9月に収穫される約200キロの米も同市に贈る予定という。「放射能の検査で館山の米は安全と分かり、ホッとした。被災した人たちに早く新米を食べてもらいたい」と話す。