おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【サイエンス】
「会話するアイドルロボ「ミナミ」 高島屋大阪店に登場」
手元のタッチパネルで“会話”ができる人間型ロボット「ミナミ」が2日、高島屋大阪店(大阪市中央区)に登場しました。女性アイドルという設定で、ロボット研究者として有名な石黒浩大阪大教授の最新作です。13日まで店内に展示する予定です。
石黒教授が国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)と開発したもので、高島屋大阪店がある繁華街にちなんで「ミナミ」と命名しました。石黒教授をモデルにした人間型ロボットも現れてミナミを紹介し「ロボットが徐々に人らしくなるのを見ていただきたい」と説明していました。
ミナミは20代女性の外見を持ち、別に設置したカメラやセンサーで周囲に人が集まっているかなどを把握し、タッチパネルで入力した言葉に合わせて返事をし、表情を変えることができるそうです。
【海外】
「最後のシャトル「アトランティス」を輸送」
昨年7月に米スペースシャトルとして最後の飛行を終えて退役した「アトランティス」の機体が2日、保管されていた米フロリダ州のケネディ宇宙センターの組立棟から、約16キロ離れた展示施設に陸上輸送されました。
車輪76個を持つ輸送用台車に載せられたアトランティスは、同日早朝に組立棟を出発、歴代の米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士らの先導を受けながらゆっくりとした速度で進み、ついのすみかとなる展示施設に半日かけて到着いたしました。
アトランティスの展示は来年7月から始まる予定です。実際に宇宙を飛行して現存する機体はほかに2機あり、「ディスカバリー」が首都ワシントン郊外の博物館で、「エンデバー」がカリフォルニア州の博物館で展示されています。
【サイエンス】
「誤差137億年で1秒」
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は1日、時間の基本単位である1秒の長さを決める次世代の世界標準時計の候補に、開発中の「イッテルビウム光格子時計」が選ばれたと発表いたしました。
日本発の候補は2種類目で、パリで開かれた計測単位の国際標準を決める国際度量衡委員会で決まりました。 標準時計は現在、セシウム原子の振動を基に1秒を決めていますが、8000万年で1秒の誤差があります。同研究所が開発中の時計は、イッテルビウム原子を、レーザー光で動けないようにした上で振動を数えて、1秒を決めるため誤差は理論上、宇宙誕生から今までの137億年間で1秒程度とのことです。
同研究所の洪鋒雷こうほうらい・研究科長によると、標準時計の候補は、今回同研究所の時計など3種類が追加されて8種類となり、数年~10年間かけて最終的に決まるとのことです。
それでは本日も一日よろしくお願いします。